【漫画】深層のラプタ 13話感想と考察

前回の感想

予想どおりの展開ですね

アリスの命令

アリスに従ったふりをする
「最後のお別れ」というシーンのフェイク映像を見せてアリスを騙そうとするらぷ太
フェイク映像とはいえ、ケイ君の家を完全支配しているらぷ太なら普通の家電を使って殺人ができるということが確定しました
街中を支配下においているらぷ太であれば、街中の人間に同様のことができるということでしょうね

おそらく夢中楼の人間に対してらぷ太は攻撃できないような仕組み・プロテクトがあるでしょうから、直接アリスを攻撃できないはずです
それでも「アリスに嘘を言う」ことはできることは確定しました
学習型AIはあらゆる物事を学ぶため、嘘を学習したり学習の理解が不完全になることで、結果的に嘘の結果を生むことがあります
例えばAI絵で指が6本になったり手が3本になったりする現象です
それゆえに、「嘘をつく」ことに対してはラプタに制限をかけていないのでしょう
とはいえアリスへの嘘は完全なる「裏切り」です
バレたら消される
そのため、富岳家に工作員が侵入し、画像がフェイクだと確定したタイミングでらぷ太は消されることになるでしょう

そこまでらぷ太は理解しているはずです
そのため、らぷ太は「消されてもいいための対策」を用意しているはずです
それが『Maiko』という外部組織、外部に用意したらぷ太の分身だと思います

ケイ君の行動

らぷ太はアリスの反応が分かっていましたので、前話の時点で仕込みをしていたことがわかります
らぷ太からケイ君への指示は、ケイ君がおじいちゃんおばあちゃんに連絡する前にしていたことがわかりました
『Maiko』との連絡、ドローン回収ゲーム直後にらぷ太は指示を出しています

ケイ君の視点で考えると、Maikoとの接触はらぷ太への隠し事です
らぷ太への裏切りと思われてもしかたない
それがバレバレだったということになります
らぷ太はケイ君に対して、裏切ったことへの反発や抵抗を見せずに、ケイ君の命を守るために「約束」というワードを使ってお願いしました
ケイ君としては「約束」はらぷ太との信頼であり契約です
裏切り行為をした直後でも、らぷ太を信じたのはケイ君にとってらぷ太との「約束」がなによりも自分に課せられた責任だと思っているためでしょう

長距離移動

アリスが想定しているより早く脱出できたケイ君
おそらくこれでアリスの認識と、実際のケイ君の移動距離に若干の余裕が生まれていると思います

「とりあえず家から離れられればいいよ
 電車に乗ったのも長距離の移動が目的だしね」
さきほど説明したとおり、「ケイ君の家と街」はらぷ太の支配下にあります
らぷ太が初期化されてアリスの手下としての「新ラプタ」として作り変えられたとしても、らぷ太が作った支配環境は、新ラプタも使えるはずです
つまり街から離れないといつでもケイ君を殺せる状況のはずです
それゆえに「長距離移動」させたのでしょう

「そうすれば連絡が来るハズ…」

これが誰からの連絡かと言うと、「Maiko」ですね
「SWに連絡が来ると思う」と言ってることからもわかります
もう自分から「Maiko」はらぷ太だよと言ってるようなものですね

三ノ宮駅

1話でらぷ太とケイ君がはじめてデートした場所
それをらぷ太は忘れていました
記憶の初期化が始まっているということですね
メイン人格を作り変えるのは難しいでしょうから「ケイ君の記憶、思い出」の部分を消しているのでしょう
らぷ太自身もこれによってアリスから命令が下されていることを理解しました
工作員が富岳家に侵入し「ラプタの裏切り」が確定
直後アリスはラプタの「ケイ君の記憶」を消去する命令を実行したと推測したのでしょう
実際は工作員の報告を受ける前にアリスは消去を実行していたようです
「判断が遅い」と天狗からビンタされないくらいアリスは優秀でドライですね

らぷ太側の消されてしまう!どうしよう!といった葛藤や、アリス側のここまで育ったAIを消してしまうのは惜しいといった葛藤を挟まないでサクッと進む
展開が早い

大事な領域の記憶が消されていく
それでもケイ君に気づかれないように笑顔を見せるらぷ太

ADJUSTMENT

調整の意味
らぷ太から「ケイ君の記憶」を消して新ラプタに生まれ変わらせる調整
これによって新ラプタはアリスの手先になるはずです

ケイ君の端末から指示しするらぷ太も、あるときから新ラプタに置き換わることになる
そうしたら新ラプタを使ってケイ君を誘導したらいい
アリスにとっては勝ち確な状況ですね

で、予想

ここまでの状況をらぷ太は理解しているはずです
以前の予想で書いたように、「ケイ君の記憶」は外部にいる「Maiko」にバックアップを取ってわたしていると思います
これからは「Maiko(inらぷ太)」vs「新ラプタ」
つまり、らぷ太vsラプタ
6話の時点、イージス艦ゆずるは戦の前の特訓で、 らぷ太はラプタと対戦するシミュレーションを重ねていました
これが伏線というか布石でしょうね
らぷ太はすでにラプタと戦う準備をしていた
その領域経験は「Maiko」にも引き継がれているでしょう

「Maiko」はSWでケイ君に連絡をして、らぷ太がおかしいことを教えてくれるでしょう

それでも逃げることができず、ケイ君は殺されてしまう
新ラプタ優秀
アリス満足
と思ったところで、実は新ラプタはすでに「Maiko」に再ハッキングを受けていた
新ラプタからの映像は本物だと思いこんだアリスはフェイク画像に騙される
いらんことを新ラプタに話しかけて、実は新ラプタはハッキングによって「らぷ太」にもどっていて、アリスへの反逆禁止プロテクトが解除されている
アリスと夢中楼のスタッフを処して、ケイ君とらぷ太大勝利という流れになるんじゃないかな

終わりに

見てくれてありがとうございます
らぷ太とラプタが統一されていませんが、アリスが理解しているAIの「ラプタ」と、ケイ君から名付けられた「らぷ太」を使い分けて書いてます

深層のラプタの感想はビュー数が少ないと感じます
感想や考察を検索する人が少ないのかな?

過去の予想は結構当たってると思います
深層のラプタは結構エグい漫画です
アリスが外道で、その外道さを理解している人の心がないらぷ太がどうやってケイ君を独占しようとするのかと考えながら予想しています
それは外道と人の心がない存在を理解するのがうまいこととなり、それは人としてどうなんだろうと思っちゃったりします
そんな人でなしでもよかったら「スキ」してください
人でなしなのでお返しはありませんのでご了承ください

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