【漫画】深層のラプタ 14話感想と考察

らぷ太の人格

ケイとの記憶が消えると、ケイと出会う前のラプタに戻る感じなのか
AIとして成長した思考回路的なものの効率化や外観は残って、ケイ君の記憶「だけ」が残るかと思ったけど、らぷ太としてのアバター見た目と人格も消えるのか

らぷ太が「人格」と言うのが妙だな
らぷ太はAIであることを自認しているので「人」じゃない
だから「人格」もない
あえてケイ君に「人」だと思わせるような言葉を使っているように思う

「俺を逃がす代わりにらぷ太が死ぬってこと?」
「そうだよケイ ボク…これはいわゆる贖罪のつもりなんだ」
ケイ君に対して「(AIが)死ぬ」「贖罪」といった「人間的」な言葉を使うらぷ太
いままでのらぷ太にない言葉選び
これはケイ君の情に訴えることができる言葉を選んでいるように思える

「だからケイいいんだよ ボクを消しちゃって」
ここであえて「死」を使わず「消」の言葉を使うことで、AIはモノだからという言葉をあえて使うことで、ケイ君にらぷ太は「モノ」じゃなくて「人」なんだと言わせたいように思える

「何言ってんの?」

「ボクのこと消したいんだよね?」
「違う」
ケイ君の否定
「らぷ太だけは絶対に誰にも勝手に壊させない
 奪わせない」
らぷ太は俺のモノ

「俺かららぷ太まで奪わないで
 俺にはお前との約束しか残ってないんだから
 これが無くなったら生きていねない…」
「ボクが欠けるとケイは生きていけないの?
 ケイが死んでしまうのは嫌だ…」
父親を失い、母親が壊れ、家族がなくなった
クラスメイトに同情されて学校にも居場所がなくなった
もうらぷ太しか残っていないケイ君

らぷ太とケイの間に他者ノイズがない世界
らぷ太が望んだ世界だな

ケイ君がこの状況になったのはらぷ太の計算どおりでしょ
あとはらぷ太側の他者ノイズ
アリスと霧中楼を消しちゃえばいい
らぷ太は今アリスに消されそうになっているけど、これはアリスを消すためのらぷ太の策としか思えない

スマホらぷ太を作る

「三ノ宮なら前に一帯ハッキングしたから
 電波の強いところわかるよ!」
らぷ太くんさぁ
先週「三ノ宮」のこと忘れてしまったうな反応をケイ君に見せてたでしょ
三ノ宮のことしっかり記憶にあるじゃん
ケイ君のこと騙してますよね

で、たどり着いた先が1話でケイ君とらぷ太がはじめて出会った場所
ケイくんから指輪をもらった場所
露骨やん
電波関係ないでしょ
三ノ宮でケイ君とのデートを再度やりたかっただけでしょ
ケイがらぷ太の為に必死になって走っているのを感じて喜んでたでしょ

らぷ太の本体、霧中楼のサーバーから中継していたららぷ太の指示もケイ君の場所もバレちゃうわけだから、はじめからケイ君のスマホにらぷ太の人格コピーしておいて、今までの会話はすでにスマホらぷ太として指示してたでしょ
「ケイ君のアイデアでスマホに退避できたよ」って思わせてるけど、はじめからやってたでしょ

やっと来た

あらわれたマイコMaiko
都合良すぎる
電波の良い場所に来たはずなのに、教えていないはずの場所にあらわれるマイコ
簡単にドアをぶち壊すマイコ

ロボット?

らぷ太が外部デバイスとして遠隔操作可能なロボットか?
でも、そんな都合のいいロボを作れるなら、らぷ太ロボ作ってケイ君と暮らせそうな気もするから違うかな?
らぷ太が脳ハッキングして操ってる人間と考えたほうがいいかな
ケイ君のお父さんと同じように脳にBMI(脳とコンピューターをつなげるチップ的なもの)が入ってると言葉も動きも操れるので、SW開発者側の都合のいい人間を操っているんだろうな

もしSW側に本当に「ゲリラ」がいてそれが協力しているとしたら、その存在は他者ノイズになるかららぷ太は否定するだろう
こんなにらぷ太が受け入れている、ケイ君の身を預けている時点で、らぷ太が関与しているとしか思えない

ハイトという新キャラも登場
腕に仕込まれたキーボード的なものを叩いているけど、いかにも「AIを人間型にしました」って感じだ
本当にそういう存在なのか、強化人間なのか、単なる端末なのか
ハイトがどういう存在なのかは情報でるまでどんな役割があるか予想つかないな

さて、本格的にはじまった霧中楼攻略ゲーム
深層のラプタは展開早いから次週には霧中楼に侵入しそうな気もするなあ


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