【闘病の淵よりエッセイ】こんなにひどい事を【PTSD患者のエッセイ】
こんなに
ひどいことを
感じたの、初めてかもしれません。
どこかで聞いたことのあるフレーズ。あなたが生きている今は、誰かの生きられなかった、時間です。
このフレーズに、私は思うところがありました。
押しつけがましい。
あげることなんて無理なのだから。
そんな、他人の生き方に重石をのせるようなことば、よくないと思う。
そんなところです。
でも
ごめんなさい。
訃報に触れて、どんなものかも知らないのに
自死するなら
健康な肉体があるのに、自分で死を選ぶなら
脳みそが火だるまになっているほど痛くて脳内が痛くて痛くて、精神科のおくすりも、もう耐性がついてしまって、効かない、
そんの、末期の鬱、そしてこの重りが心身症として全身からコントロール不可能な『ぐあいのわるさ』として、
暴れまわる
外にも自由にでかけられない
明日を生きてるかもわからない
重病人は、思ってしまいました。
ただ、胸に感じました。
『健康な肉体、くすりの効く脳、それがあるなら、死なないで』
『死ねるほど余裕があるなら、その命を私にちょうだいよ』
『生きられないけど行きたいんだよ、ここにいる、患者は……』
……悲しい話に追い打ちをかけるような、酷い感想ですね。気持ちが冷めている自分にも驚きます。
リアルに、
こんな、
感想、感情を、抱くんだなぁ……
なんて、哀しくなった、夜です。哀しい、かなしい、悲しい。ただ。亡くなられた方も私も生きているすべてのものにも。
生命も、すべても、儚い、です、あまりに。
END.