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GDP(国内総生産)⑤メモ

・GDPに関する統計は内閣府の経済社会総合研究所が公表
・GDP統計は国際連合が定めた基準(SNA)に従って作成される
在庫の増減もプラスorマイナスとして最終財に加減される

・雇用者報酬≒人件費
・固定資本減耗≒減価償却費
・営業余剰≒営業利益
・付加価値=雇用者報酬+固定資本減耗+営業余剰
支払利息法人税等付加価値に含まれている

・政府消費:政府で働いている人の人件費、医療費の国の負担分など


GDPに含む
農家が生産した作物を自分で消費した分(自家消費)
持ち家はその家を賃借したとみなして「持ち家の帰属家賃」分が民間三周消費に含まれる

GDPに含まない
専業主婦の家事労働
中古品
土地金融資産の値上がり益


物価指数の計算方法
・ラスパイレス式:基準年の数量を物価計算に使う
・パーシェ式:各期の数量を物価計算に使う。連鎖方式の1つ

ラスパイレスとパーシェ

■ ラスパイレス式の場合
 基準年(今回は2000年)の数量を用いて計算する
 (3×1,000+2×2,000+4×500)⇒(3×900+2×2,500+4×400)の伸び率
 ➡9,000円⇒9,300円 の伸び率ということで物価指数が3.3%上昇↑↑
■ パーシェ式の場合
 2001年の数量を用いて計算する
 (4×1,000+1×2,000+7×500)⇒(4×900+1×2,500+7×400)の伸び率
 ➡9,500円⇒8,900円 の伸び率ということで物価指数が6.3%下落↓↓
ラスパイレス式の方が物価変化率が高めに出る傾向がある

・日本のGDPは連鎖方式を採用している(誤差⇒開差として公表)


原数値:季節性を考慮しないそのままの数値(百貨店販売額は年末が多いなど)。前年同期比較に適している
季節調整値:季節的な変動分を取り除いた後の数値。前月・前四半期比較に適している
寄与度:個々の項目がGDPの成長にどれだけ寄与したか。ex)消費の変化額/前期の実質GDP
前期比年率成長率:四半期成長率を年率換算する場合は4乗する


■ 日本のGDPの特徴
・民間最終消費支出が50%超
政府最終消費支出は20%程度で米国と並んで先進国としては低い
・民間企業設備投資は15%程度

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