あ
ほんとのことと嘘のことを交える
それは心地いいもの
帰り道、パパの残した言葉を思い出して泣いた
無責任に、残すだけ残したその言葉
記憶として残り続けるパパ
わたしは嘘なんか吐いてないかもしれないな
さびしい を さみしいと言う君がすきだった
机の上にはクレヨンと色鉛筆が散らばっている
わたしはクラクラする
迎えいれる
君の思惑どおりでも、君の思惑なら、君の思惑どおりになる
焦る
歌をきいたってどうにもならない
自分をとんとんとんとんする
ダラダラ
おかしいよ
言い逃れできますか?
できる
わたしは今日かなしい
わたしは今日たのしい
たのしい
たのしい
たのしいことたのしすぎること
うつろ
虚ろ
虚
だいじょうぶ
大丈夫
おっけい
おっけー
あいしている
あいしている
なにかをあいしている
なにかを、あいしているから生活する
なにかを愛していなければ愛するものを探す
愛するものがなくても生活する
生活を愛している
生活は愛している?
生活はわたしを愛している?
生活はわたしを愛している
わたしが生活をするから
わたしが愛している
わたしを愛している
わたしは愛されている
わたしは生活に愛されている
わたしは生活にも愛されている
わたしから生活を奪ってもわたしは愛される
わたしが生活をやめれば生活はわたしを愛してくれない
わたしが生活し続ければすべてうまくいく
わたしが愛し続ければ生活はずっとある
文章を消す
わたしが書いた文章をわたしが消す
わたしが書いた文章を誰かに見られるのが怖くて文章を消す
ことばがたくさん並んでいる
ことばを並べることができる
ことばが無ければそれは生活ではない
だから
ことばがないのに一緒にいるのは
もう一緒にいないのとおなじ
暗い
くらい
暗い部屋にいる
暗い部屋にあるスマホ
明るいスマホ
明るいスマホがわたしを照らす
明るいスマホが青いわたしを照らす
青いわたし
青いわたしはスマホを触る
わたしはスマホから言葉をうみだす
ことば
ことばは明るいスマホに綴られている
音が鳴る
スマホから音が鳴る
不安になる音が鳴る
安心する音が鳴る
スマホが暗くなる
また、明るくなる
明るくなればわたしを照らす
助けられる
助かる
いいえ
すべて、違います
正しいことしか聞きたくない