デ・キリコ展、めちゃくちゃ良かったと穂音さんから伺い、とき子さんと是非一緒に行こう!となり、一緒にいざ神戸へ。
神戸は12/8まで
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アクセスは三ノ宮駅から徒歩10分ほどの神戸私立博物館。何度か行ったことがあるけど、レトロでなかなかよい雰囲気の建物。
入ってすぐの絵は自画像。昔の衣裳を着ている自画像だ。これだけで親近感を覚える。かなりのナルシストだ。(笑)
デ・キリコは普通の絵も描いているが、形而上絵画で有名な画家。
形而上(けいしじょう)絵画とは
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見て不安や謎になる絵ってあまりない。
不安にさせる絵といえば、有名なムンクの「叫び」があるが、あのあからさまな感じとは全く違う。
遠近法の焦点のずれや、彫刻やマネキンの配置、辻褄の合わない絵など、困惑させられっぱなしで、作者の狙い通りの絵画鑑賞となった。
不安や困惑ばかりではなく、最後の方の新形而上絵画(ポストカード右や瞑想する人)では詩的で面白いユニークさも感じられた。
哲学者シリーズも面白かった。
最後に彫刻と舞台衣装の展示もあり、これがまたデ・キリコらしい個性溢れるもので、素晴らしかった。
今回、13歳からのアート思考という本を読んでからの絵画鑑賞。自分なりの創造性をもって心の中で言葉にしながら見てみた。
途中で出会った3〜4歳の子どもが、「あそこに神社あるねぇ」と神殿を見て言っていた。
その子に付いて回りたいほど自由に絵を観ていて本当に可愛らしく、耳がダンボになっていた。
私たちはもう子どもには戻れない。
大人の感性でしか絵を観ることが出来ない。
けれど、それでも自分なりの解釈は出来る。
デ・キリコが好きかと聞かれれば、好きではないけれど気になると答える。とにかく気になって目が離せない絵だった。魅力に満ちているということだ。
高校生の時に美術予備校に通っていた時の恩師が、たまにデ・キリコの名前を出していた。実家には恩師のシルクスクリーンが飾られている。それは青と赤で丸と三角だったと思う。
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最後にTOOTH TOOTH本店でアフタヌーンティーを食し、喋りすぎたままのテンションで夜は、地元でボーイスカウトの飲み会という濃厚な1日だった。
とき子さんの記事はこちら
おしゃれして出かけるっていいよね♪
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