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転職をやめました


転職、やめました。タイトルの通りです。

ずっとつまらない仕事しか出来ないと思って絶望していたところ、上司にサイバーセキュリティ系の仕事を一緒にやってみないかと誘われて、その舟に乗ることにしました。

サイバーセキュリティのスキルは市場価値高く、今後もしまた転職を考えることになっても損にはならないと考えたためです。
もちろん、その仕事が面白そうだと感じたということも一因としてあります。

転職を支えてきてくださった方々にはやるやるやらない詐欺をしてしまって申し訳ないのですが、ギリギリ第二新卒のチケットを捨ててでもサイバーセキュリティの仕事がしてみたいと思いました。

現状

今は端的に言って充実しています。ちょっと業務負荷が高すぎるかもと思うぐらいです。メリハリで言ったらハリの部分(かな?)がずっと続いていて、土日にメリが来る感じ。毎日楽しいです。

難しくて、自分の力不足を実感して、泣き言をはきたい時もあるけど、全然手応えのない仕事をするより余程マシです。これは、経験してみないとわからない事かもしれません。

先週の金曜日、とうとう集中力が切れて、適当な仕事をしてしまったんだけれど…月曜の午前中で何とかして、午後のレビューに臨みたい気持ちです。

わたしは、お恥ずかしいことに調子に乗りやすいところがあって…それが転じて自分のことを過大評価しがちなんですけれど、今それを痛感しています。

コンサルティングに近い仕事内容なのですが、コンサルティングと聞いてみなさんピンときますか?

コンサルティングとは

コンサルティングとは、お客さまをおんぶした状態で、一見つるつるに見える壁にとっかかりを見つけ出してそこに爪を立て、一生懸命に上に登っていき、程の良いところで壁を一生懸命削って足場だか座る場所だかを作ってあげて、そこにお客さまを下ろすような仕事だと言えるように思います。

一見簡単に見えるんですが、スピードも求められるし、おんぶ中だから好きなように突き進むことは出来ない。お客さまを受け止めながら進める可能なスピードとルートで上を目指さなくてはならないようなものです。

上司は私にコンサルタントの適性を見出してこの仕事を振ってくれたけれど、私はまだまだでした。まだまだです。つるつるに見える壁にどう爪を立てたらいいのか?お客さまの求めている道筋は?先輩におんぶにだっこです。先輩は一体何重のものをおんぶしているんだか。

要件定義より上流のことをやっています。
恥ずかしながら、コンサルタントを名乗るのはちょっと、いや大いに恥ずかしいなと思っていた時期がありました。「コンサルタントって、要はパワポが作れて説明ができればいいんでしょ?最終的にはモノをつくるプログラマーの方が何倍もえらいじゃん」と。
しかしこれは誤解でした。パワポが作れて説明ができる、この裏に何重と知識や思考が積み上げられているんです。ぐぐっと前のめりになって先を走ろうとする体力と思考の引き出しが必要で、とても馬鹿にできるものじゃありません。真面目にやればコンサルタントもプログラマも素人ができるものじゃない。

そこにいきなり(悪い言い方ですが)放り出されて悪戦苦闘しているのが、今です。自分の過大評価を恨めしく思うくらい大変な仕事ではあるけれど、どんどんスキルアップしている自分を感じます。


今後

もし今後また転職を考える機会があったら、監査とかセキュリティ系の設計運用系の仕事に就くことになると思います。
言葉の力を大いに引き出せるような仕事がしたいと今も昔もたぶん将来も思っています。かつては出版系や作家にしかそのようなことは実現できないと考えていたけれど、そんなことはない、言葉ってのは実に様々なところで活躍しているもので、今後もずっと私は言葉の力に頼り続けることになるのでしょう。

季節や体の調子如何ですぐダメになる自分なので、はっきり言って今後の就労に懸念はあります。しかし幸いにして現上司が「やることやってくれれば休んでもOK」のスタンスを取っているので、周囲に支えながらどうにか前に進むことは出来そうな気配があります。

自分がどんなに脆弱(なメンタルを持っている場合)でも、現職に不満があったり別のことに興味があるならば、行きたい道を譲らない姿勢でいれば案外他人も協力してくれるものだなと思いました。
世が転職時代だから、という理由だけではなくてね。

私は今回は転職をやめたけれど、今後そうする可能性は充分にあるので、その時々で自分の気持ちを大事にしていければいいかな。

日曜の夕方だってのに、まじめな記事になっちゃったな。みなさんよい週明けを。

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