わたし(25歳独身SE)の夢

わたしの夢は、私が書いた小説かエッセイのどちらかを、10万人の人に読んでもらうことです。

そして、それによって誰かの人生のひとつの彩りとなることです。

10万人という数字に根拠はなくて、ただ「万」の世界に行ってみたいという思いがあります。

私は元々小説を書くのが好きでした。でも、途中で中学受験を経て、読むのも書くのも嫌いになりました。それでも努力によって、ようやく、大学生の終わり頃、読む自分も書く自分も満足に受け止めてやれるようになりました。

書くことを愛しています。読むことも好きです。このような思考のありさまが好きで、代わりに立体的な、空間把握的な思考が苦手です。

人より読んでいるとは思いませんが、人より書いているとは思います。書くことによって思考しているのだと思います。

私はSEです。物作りが好きだからSEになりました。十分な資金があれば小説家を志望して大学院にでも進んでいたかもしれませんが、修士論文を世に出して読んでもらう気はありませんでしたし、お金もありませんでした。大学での専攻は倫理学でした。私はそれを誇りに思っています。

私は今まで累計どれくらい読まれてきたでしょう。ひょっとしたら60人くらいには読まれてきたかも。弁論大会に出たこともあるから、学校ひとつ分くらいはあるかも。私はそれを嬉しく思います。

自分で書いたものに金銭的価値を見出してほしいという欲求もあります。それぐらいのものが書きたい。それぐらいのレベルのものが書きたいのです。

SEとしての夢は特にありませんが、文章化するちからが少しでも役に立つのならそれでもう大いに良いことです。

書くことを仕事にしたい。本当は書くことを仕事にしたい。でも、実のところそれはもう達成されているのかもしれません。文章化能力はSEにとってそう無駄な能力でもありませんし、私の作ったパワーポイントの資料は概ね好評です。

私の人生は書くことと常に共にありましたし、それで人生のハイライトを、花形を飾りたいと強く思います。

うつ病が寛解してきた今だからこそ力強く夢を語りたく、こうして筆を取った次第でございます。最後まで読んでくれてどうもありがとう。そして問いかけましょう。あなたの夢はなんですか?

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