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アメリカテキサス州での妊娠出産の記録。全6話

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こちらには全6話すべて収録。
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記事一覧

6. 胎盤遺残の処置と2泊の入院生活

6. 胎盤遺残の処置と2泊の入院生活

前回書いた分娩の続きから。胎盤遺残のその後の処置(手術)と入院生活について。

胎盤遺残とは経腟分娩後の異常出血のうち胎盤や卵膜の残存物によるものは5〜10%とされています。分娩後、胎盤の大半は5〜6分で娩出されますが、胎盤が完全に娩出されずに子宮内に残留する状態が胎盤遺残で、胎盤全体が残るものと胎盤の一部が残るものとがあります。

引用:gooヘルスケア

分娩後

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5. アメリカでの分娩の記録と反省点

5. アメリカでの分娩の記録と反省点

妊娠39週で自然に陣痛が発生してから6時間後に出産するまでの記録。時間経過とともに書いています。

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4. 細菌性膣炎による切迫早産と、その治療

4. 細菌性膣炎による切迫早産と、その治療

はじめにこれは2016年に私が実際にアメリカで受けた「細菌性膣症(細菌性膣炎)による切迫早産」の治療です。病院名は後述。ここに書いている内容は現在のアメリカでは一般的な治療、しかし日本の医療では否定される場合があるようです。アメリカは切迫早産の治療に対して胎児に影響のある子宮収縮抑制剤(日本ではウテメリンなど)を3日間(または7日間)を超えて長期的に使用することを禁止しています。あくまで参考程度に

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3. 全13回の妊婦健診の内容(各種検査結果)

3. 全13回の妊婦健診の内容(各種検査結果)

はじめに今回はアメリカで受けた全13回の妊婦健診をまとめました。診察や検査の内容、出生前スクリーニング(出生前診断)、精密エコー検査、胎児の心臓の異常、グルコーステスト(ブドウ糖負荷検査)について書いています。切迫早産についての詳細は別記事「4. 細菌性膣炎による切迫早産と治療」で。

健診内容まとめ

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2. アメリカでの産婦人科初診と、転院した話

2. アメリカでの産婦人科初診と、転院した話

はじめに今回はアメリカで受けた産婦人科の初診(妊婦健診)と転院した話。2015年12月〜2016年1月の出来事です。クリニックを選んだ基準、初診で受ける問診の内容、初診でエコーをしない理由、血液検査、子宮頸がん検査の血液検査、転院した理由などについて書いています。

私はアメリカで初めての病院

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1. アメリカでの妊活と、初診予約までの話

1. アメリカでの妊活と、初診予約までの話

アメリカ(テキサス州ヒューストン)での妊娠出産についてのまとめ。2015年10月〜2016年8月までの記録です。

今回は、アメリカで妊娠を目指すにあたって使用した排卵検査薬や婦人体温計、安全な葉酸の選び方、参考にしたサイト、アプリ、妊活用語、妊娠検査薬、初診の予約で聞かれたことなど。

はじめに2015年、長男が8月で1歳になり、私たちは二人目の家族計画を考え始めた。

生理は(おそらく排卵も)

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