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家の周りを歩く


日常の小さな出来事を重要なものと捉える事ができたなら、むやみに出かけなくて済む。

何か楽しいことや新しいことがないかと思って外出して、夕方疲れて帰ってくるのはやめて、昼過ぎの、順光の特別でない時間帯に、家の周りを歩くだけにした。

コンビニでアイスを買う。喫茶店へ行く。近くの公園のベンチに座る。その動作の中に埋まっている世界との接触面について、鋭敏になる必要がある。

昨日とは違う今日の小さな変化を見た。過去からの軸の上に現在を感じる。そこから全体像を想像してみる。

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