日記(2021年10月4日)

筆が乗らぬ。今まではどんな状態でも、ある程度書き進めれば、なんだかんだ書く内容が決まっていったものなのだが、今回ばかりは本当になにも思いつかない。ということで、好きなゲームの紹介でもしようと思う。

諸兄はSCP財団というコンテンツ(インターネットサブカルチャー)をご存じだろうか。いわばSFとオカルトの混合、世界観的には私たちの暮らすこの現実によく似通っているのだが、そこに「何らかの異常性のある存在」があるという点で異なる。その存在の内容が報告書のような形でまとめられており、特定のホームページで閲覧することができる。本家本元はSCP財団(http://scp-jp.wikidot.com/)だが、分かりづらいと感じる方はアニヲタWiki(https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/)で検索しても良いだろう。一部のSCPは、内容がとても凝っていて、下手な小説よりも読みごたえがある。

そのSCPに強く影響を受けているゲームがある。それが「Lobotomy Corporation」だ。内容としては、SCPのような存在の管理をする会社の管理人となり、職員に適切な指示を出し、ノルマを達成する。と言った感じか。

異常性のある物体(ゲーム内名称:アブノーマリティ、以下統一)の異常は様々だ。職員に対し、良い影響をもたらすものもあれば、見るも無残な姿へ変貌させてしまうのもある。プレイヤーは、職員の能力やアブノーマリティの特性を観測・理解した上で、適切な指示を出さなければならない。でなければ、文字通り「肉塊」の山が出来上がるだろう。

勿論、職員側もなにもできないわけではない。アブノーマリティの観測を通して、その特性を持った武器・防具を得ることができる。それらは職員をアブノーマリティの脅威から守ってくれる。勿論、万能ではないが。

プレイヤー側も、ただ管理すればよいというわけではない。職員は育成することにより強くなるため、伸ばしたいパラメーターに対応する作業をさせなければらない。しかし、アブノーマリティによっては一定のパラメーター”以上”の職員を攻撃するタイプもいるため、脳死でムキムキな職員を育成しても、上手く管理できないこともある。加えて、ストーリー上でいわば「ミッション」のようなものが課せられるため、それらを達成するためには、やはり職員の育成は一番に考慮すべき事象となる。(ちなみに、ミッションは達成しなくても問題なく”ゲームクリア”はできる。ただし、エンディングは迎えることができない)

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ゲーム画面はこんな感じ。こちらは職員を配置する場面…

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プレイ中の画面。左上のメーターはノルマ。アブノーマリティに作業することでエネルギーを取得し、ノルマ達成で面クリアとなる。

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画面はアブノーマリティ「女王蜂」に作業指示をする様子。作業内容は4種類。

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実際に職員が「本能作業」している様子。左のバーにボックスが積みあがっているのが見える。赤色が多ければ多いほど、職員は大きなダメージを受ける。また、緑色はノルマのエネルギーである。

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アブノーマリティの名前のところをクリックすると、その詳細が閲覧できる。最初はほとんど見ることができないが、作業回数を重ねるうちに徐々に解放される。また、右下の欄は抽出できる武器・防具とその個数である。

アブノーマリティはそれぞれ危険度ごとにランク分けされている。

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この女王蜂はWAWランク。すなわちかなり危険な奴だ。作業失敗によって受ける職員のダメージはかなり多い、ゆえにベテラン職員の育成が求められる。(それでも死ぬときは死ぬ)

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職員がダメージを受ける様子。収容室内にエフェクトが出ると同時に、職員の上のバー(体力と精神力)が削れている。

フレーバーテキストも多く、考察の余地がかなり多い。そしてなにより、難しい。単純にゲームクリアだけならまだしも、エンディングを迎えるためには、相当なマルチタスク能力が必要である。

私はまだクリアしたことが無い…


最後に、お気に入りのアブノーマリティを紹介して終わろうと思う。

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通称「ポチ」だ。かわいい。

それでは。

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