仕事は全部終わらせようとしたらダメ
毎日忙しくて仕事ややることが多くて終わらない!
そんな時はパレートの法則を使いましょうって話です。
これを意識するだけでもうちょっとスムーズに仕事が、やらないといけないことが終わるかもしれません。
パレートの法則とは?
パレートの法則とは、「80:20の法則」とか言われたりします。日本では「ニハチの法則」とも呼ばれたりします。
イタリアの経済学者のパレートさんが考え出した経済の法則のことです。
これは、よくビジネスなんかでも使われたりします。
20%の顧客によって、売上全体の80%の売り上げがもたらされているみたいなやつです。
全体の20%の仕事や事柄が、結果の80%をもたらしているってことです。
もちろん厳密にそうというわけではなくて、そういう傾向が多いって話です。
これは仕事や経済のことだけではなく、いろいろなことに当てはまったりします。
実際にパレートさんも、庭の植物を見ていて、20% の植物が全体の 80% の実をつけている事実を発見したところから着想を得たらしいです。
例えば、
お気に入りの20%の服たちで、普段の80%の服装を構成しているとか。
知り合いの20%の人たちと、全体の80%のコミュニケーションをしているとか。
いろんな場面で使えそう。
今は何に集中するべきか?
日本の職場でよくある光景。
それが「今、目の前にあるすべてのことを全部完璧に終わらせよう」ってやつです。
日本人はめちゃくちゃ勤勉でいいことなんですが、そのせいでどれを優先させるかを見誤ったり、残業でなんとかしようとしたりします。
無駄に忙しいみたいなことが発生するわけです。
でもこの2対8のパレートの法則から考えると、20%の項目が大事かを見極めて、その20%に集中すれば、仕事の80%は終わったも同然なわけです。
そして残りの80%の仕事は、大事ですが優先度を下げることができます。
例えば、100件のバグがあったとして、よく調べてみると、80個のバグが全体の20%のコードが原因だったりします。
その20%のコードを集中的に修理するみたいな感じ。
残りの20個のバグももちろん大事ですが、優先度はその20%のコードが引き起こしている80個のバグを治す方が効果が高いってことです。
全部を完璧にやるってのはなかなか難しいし、時間は限りあります。
自分の今持っている仕事の集中するべきはどれか?
どの20%項目に全力で集中すると、80%の結果を生み出してくれるか?
これは決して20%のチカラで仕事するってことではありません。
20%の事柄に100%で打ち込んで、全体の80%の成果を出そうって話です。
ということで
例えば、家計の80%の支出は20%の項目で占められているかもしれません。
その20%を節約するだけで、すごいお金が余裕がでるかも。
家賃と外食などの交際費を節約するだけで、電気をこまめに消したり、安売りのスーパーを探し回るよりも節約できたりするもんです。
毎日忙しくて時間に余裕がない人は、どの20%が80%をもたらすかを考えれば効率的に時間の余裕がでてくるかもしれません。
ではでは。