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失敗は過去ではなく未来にある

ども、かにかまトマトです。カナダでアプリとかを作ってます。

今日は「上手くいかなかったー」「失敗してしまったー」って人がちょっとでも前向きになれるものシェアしたいと思います。

X(Twitter)でよく回ってくるので知ってる方も多いかもしれませんが、それを紹介してみたいです。

ヤニス・アデトクンボ選手のインタビュー

これはヤニス・アデトクンボ選手の試合後のインタビューです。
すいません、僕はNBA全然知らないのでwikipediaで調べさせていただきました。
ヤニス選手はNBAにおいて、通算得点、リバウンド、アシスト、スティール、ブロックでリーグトップ20位にランクインした史上初の選手となっているギリシャ人のスターNBA選手だそうです。

そんな彼が所属しているチームが2023年に1位だったのにもかかわらず、プレーオフの決勝で8位のチームに負けてしまったそうです。
その直後に記者から投げかけられた質問に答えた映像です。

記者のイヤな質問に、キレるのをグッとこらえて失敗とはなにかを語ります。

簡単な英語なので英語の勉強にもなるかも。
一度見てみてください。
以下が大体の日本語訳です。

記者:今シーズンは失敗だと見ていますか?

ヤニス
:oh・・・オーマイガー・・・
エリック(記者)、あなたは去年も私に同じ質問を僕にしたね。

じゃあ、あなたは仕事で毎年昇進するんですか?
しないだろ?

それで、あなたの毎年の仕事は失敗になるんですか?yes or no?
そうじゃないだろ?

毎年、あなたはなにかの目標に向かって進んでいるんだよ。そうだろ?
それは、昇進を目指したり、家族を養えるようにために、両親のために家を用意したり面倒みたりするために。

なにかの目標に向かってやった仕事に失敗なんかないんだよ。
成功へのステップなんだよ。


だからいつもステップを踏むんだよ。

マイケル・ジョーダンは15年プレイして6回チャンピオンになったが、じゃあ残りの9年間は失敗したってことになる?
それと同じことを君は私に言ってるんだよ。
マジで聞いているんだよ。それは失敗?Yes or no?

記者:・・・no

ヤニス:その通りだ。じゃあなんでその質問なの?
質問が間違ってるんだよ。スポーツに失敗なんてないんだよ。

いい日もあれば悪い日もある。たまにはスゴイ成功することもあるし、違う時もある。出番がある時もあるし、ない時もある。それがスポーツなんだよ。いつも勝てるとは限らない。他の人が勝つこともある。

来年また戻ってきて良くなるように努力して、いい試合をして、そうしたらもしかしたらチャンピオンになれるかもしれない。

1971年から2021年の50年間チームがチャンピオンシップに勝てなかった。じゃあ50年間失敗なのかい?
違う、それは失敗ではないんだよ。

それはそこまでのステップなんだよ。

そうやって僕らは1回勝てた。もしかしたらまたもう1回勝てるかもしれないんだよ。

失敗をどう捉えるか

これはスポーツだけに言えることではありません。

なにか上手く行かなくなった時に「失敗だ・・・」と落ち込んでしまうこともあります。投げ出したくなることもたくさんあります。

でもそれをどう捉えかによって「失敗」は形を変えます。

失敗って過去にあるんじゃなくて、未来にあると思うんですよね。

ある出来事が失敗かどうかなんて、究極的には死ぬ直前にならないと分からないはずです。

例えば僕でいうと、前職をあることがあって辞めて無職時代がありました。
その当時は収入もなく、僕の判断は失敗したかなぁとか考えたこともあります。
でも結果的にそれがあったから今の生活があります。なので今ではあれは成功だったと思う事ができます。
これも将来のある地点では失敗に変わるかもしれません。

過去のある出来事っていうのは変化しません。
でもそれを「今」どう捉えて、どう未来につながっていくかによって「失敗」になったり「成功」になったりします。

そのある時は失敗と思えることがあったからこそ、今や将来に成功することなんてザラにあると思うんですよ。

もちろん、すべての失敗に思える出来事が成功に直接つながっていくわけではありません。まったく要らない無駄な失敗もあるかもしれません。

でもその無駄な失敗という大量のシカバネがあったからこそ、目指すものや手に入れたいものに手が届くのかもしれません。

「失敗」が「成功」に偶然に未来でつながることもありますし、努力してつながることもあるかもしれません。

どちらにしても、すべてのことは過程でありすべての最終結果ではないのです。

というわけで

ヤニス選手の絶対に勝たないといけない試合に負けた直後に、インタビューで即興で自分の考えを言語化できるのはスゴイなと。

普段からそういうマインドで努力してきているから素晴らしい成績が残せるんだというのが垣間見えました。

一時的にはスゴイ失敗に見えるようなことでも、それはあくまで成功までの過程であり、すべての結果ではありません。

答え合わせは死ぬ時までとっておきましょう。
それまでは失敗って存在しないのかもしれません。

ではでは。

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