人に見られるから成長するのかも
ども、かにかまトマトです。カナダでアプリとかを作ってます。
noteを毎日更新するようになって、少ないながら読んでいただいている方がいることに驚いています。
ありがたい。いつもありがとうございます。
イイねまで押していただいたり。
こうやって人に読まれるようになって思うんですけど、なかなか自分の仕事や成果物を人に見られるって結構プレッシャーだと思うんです。
でも人から見られているという環境はとっても大事だなと言う話です。
エンジニアのコードレビューという文化
エンジニアにはコードレビューという文化があります。
自分の書いたコードをチームのデベロッパーに見てもらって、OKをもらってはじめて自分のコードが本体に組み込まれます。
逆にいうと、ここでOKが出ないと書いたコードはずっと本番環境には反映されないわけです。
コードレビューは、ソフトウェアエンジニアであれば1人で開発していない限り必ずあると思います。自分の書いたコードは誰かに必ず見てもらうことになります。
つまり見られることが前提になるため、他の人に自分の書いたコードがどう見えるかも考えなくてはなりません。
これがなかなか面白い文化だなと思います。
すべての仕事をお互いにチェックし合う業種って他にもあるんでしょうか?
上司や経験のある人から、チェックを受けることはあるでしょうが、全部をオープンにしてチームで見てもらうってのはあんまりないんじゃないかなぁと。もちろん下の人から上の人にチェックする場合もあるわけです。
そこで指摘やコメントがあればお互いに意見を出し合い、時には修正したり変更したりします。
そうやって人に必ず見られているということが、コードに可読性(読みやすさ・理解しやすさ)を意識したり、抜けがないかなどのチェックする機会を与えてくれます。
これがなかったらコードの品質をキレイに保つのはかなり難しいと思いますし、お互いの成長機会もかなり減るのではないかなぁと思います。
人から見られる効果
ピア効果(同僚効果)というものをご存知でしょうか?
ピア (peer) とは仲間、同級生、同僚、地位・能力などが同等の者という意味を持つ単語です。
例えば、他人のパフォーマンスで人はどのような影響を受けるかを示すアメリカのスーパーでの実験があります。(Mas&Moretti "Peer at work" 2009)
レジ打ちのAさんの前に同僚Bがいて、Bさんがガンガン仕事をしているのが見える状態だとします。
この状態でAさんの仕事は早くなるかというと、そうでもないらしいんですよ。
調査では、実際に影響を与えていたのは、後ろにいる優秀な同僚Cさんであり、優秀な人に見られているというプレッシャーがAさんの仕事に影響を及ぼしたとされています。
つまり、優秀な人に見られていると意識が少しでもあると、自分が優秀な人を見ている時より影響があるということです。
しかもレベル感が近いか少し上の方が効果あるとされています。
あまりにもレベルが高すぎたりで合わないと諦めてしまったりと効果が出にくいらしいです。
そして、Aさんが背後のCさんの存在を知っている時、つまり見られているという意識がある時に効果があるそうです。
ということで
人の目にある程度さらされるっていうのは結構成長するという意味では大事なのかなぁと思いました。
自分一人でコツコツ頑張ることもいいですが、そういった環境をなんとか作ってパフォーマンスを上げたほうが簡単に上がる場合もあります。
英語の勉強やプログラミング、仕事や趣味、まぁなんでも一緒ですね。
ライバルや似たようなレベルの仲間がいると成長が早いのはなんとなく理解できます。
そして人に見てもらうのって大事だなぁと。
フィードバックをもらえたり直接指摘があるともっといいですが、見られていると意識するだけで成長するかもしれません。
ではでは。
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