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月様美の紫式部 vol.13

少し気を抜いていたら一気に春がやってきていた、遠州の小京都です🌸

#光る君へ
鑑賞メモ。
こちらも一気に4年の時間が流れました。

息子の嫁に呪詛までかけられた認知症気味の兼家父の最期が近づくに連れ、三兄弟たちにも変化が出てきました。 

道隆ファミリーのキラキラ絶頂期の始まりです。
いよいよ、一条天皇、定子様というかわいいカップルに、伊周様、清少納言も存在感出てきますね。
楽しみ😊

さて、今回は「お上の好きなもの三種」がウタコのゆかしポイントです。
「母上、椿餅、松虫」がお答えなのですが、
『源氏物語』「若菜上」の蹴鞠後の食事場面にも登場する、この「椿餅」を前から食べてみたいと思っていたのです。

つぎつぎの殿上人は、簀の子に円座めして、わざとなく、椿もちひ、梨、柑子やうの物ども、さまざまに、箱の蓋どもにとりまぜつつあるを、若き人々、そぼれ取りくふ。

源氏物語 

当時は砂糖ではく、甘葛(あまづら)という蔦の樹木を煮詰めたものが使われたそう。
椿餅は蹴鞠に用意される定番菓子だったようですが、今は2月頃の季節の生菓子として作る和菓子屋さんもあります。
先月、名古屋に出かけたタイミングで、椿餅に出会うことができました。

こちらは餡を包んだ羽二重もちを椿の葉で挟んでいます。
のせるのではく、挟むのが面白いなぁと思ふ。
と、平安気分に。

川口屋さんの椿餅

焦る道兼、公任様、気をつけて!
政は「家の存続である」とはっきり告げる兼家父に対して、民をないがしろにできないという道長の考えに実資も激しくうなづく(笑)
いいねぇ〜。

何はともあれ、来週からは『枕草子』が垣間見れそうです。
かたや、まひろは幼き彰子様との初対面。
将来、文字の力や教養を生かして家庭教師的な役割を果たします。
倫子様、ちと怖さを感じますわ〜。

その前に、宣孝様との結婚にどう向かっていくのかも興味深い、ウタコです。

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