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新説・魚食レポート

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魚の新しい食べ方、食べてみて新しく気づいたことなどを、なるたけ親切にレポートします。
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#おうち時間を工夫で楽しく

【新説・魚食レポvol.9】ビワマス入り赤ちゃん寿司

皆さん、お久しぶりです。 かにへーです。 光陰矢の如し。 あっちゅうまに8月目前。 私事で恐縮ながら、僕の子供もあっちゅうまに1歳となりまして。 今回は、そのときのお話です。 妻は家内イベント好きなので誕生日の2週間以上前から色々考えてまして。 お~~お~~頑張ってるな~~! と横目に思ってたんですが、ふと来週に迫ったある日、 「あなたは、何やるの?」 ほう…… そう来たか…。 魚と触れ合い、美味しい魚情報を嗅ぎまわってばかりの僕。 1歳児を何で祝うか妻任せ

【新説・魚食レポvol.7】養殖アユの炊き込みご飯/天然稚アユの天ぷら

みなさん!6月1日はアユの日でした!この日をアユ釣りの解禁としている地域が多いためです。 すでに市場には稚アユ(6-10cm位の小さいアユ)や、養殖のアユは来てましたが、この日を境にいよいよ夏だ!アユだ!と本格的なシーズンインとなります。 ということで、これからどんどんアユを食べていきましょうね。 食レポ開始です。 まずはいまや定番の養殖アユ。 【素材データ】 魚種  :アユ(養殖) 養殖産地:和歌山 サイズ :100g位(1kg10-11尾の規格) 今回は樋口さんの以下

【新説・魚食レポvol.5】骨切りクロシビカマスの蒲焼き風握り

とある日、出社したら知る人ぞ知る旨い魚がいた。 クロシビカマスだ。 「カマス」と名前についているものの、 クロタチカマス科の魚。 カマス科では無く分類上は名前ほどに近しい魚ではない。 石油を被ってしまったかのような、ヌメっと黒く虹色に光る皮を持つカッコ良い魚だ。 この見た目から「スミヤキ」(炭で焼いたような魚という意)とも呼ばれる。 口を開くと歯がかなり鋭い。 これで漁師の縄を噛みちぎることもあるようで、「ナワキリ」と呼ぶ地域もあるのだとか。 「煮付けにしたらうまい

【新説・魚食レポvol.3】アジ酢の握り〜薬味と情報をのせて〜

アジを知りたい知りたい知りた〜〜い!!4月からアジをチラホラ食べている。 そう、青魚リレーのバトンパスが始まったからだ!! 出遅れるな!! ついて来い!! 具体的にはニシンのシーズンが終わりを迎え(まだ噴火湾で良いのはとれてるみたい)、イワシやアジが旬の走りを見せ始めている。 (マサバは脂が落ちて、ゴマサバにバトンパス済み) アジは調べるほど深く難しい。 一言ではとっても語れないお魚ちゃんだ。 年ごとにうねりを変える黒潮に翻弄されてるかと思えば、ちゃっかり沿岸や内湾に居着

【新説・魚食レポvol.2】春キャベツのシラペペfeat.椎茸ソース

しらす。食材での「しらす」は主にカタクチイワシの仔魚を指す。 鱗、骨格が未発達がゆえに丸のまま食べれて、老若男女に愛されている。 3月中旬を過ぎると愛知や静岡でしらす漁が解禁され、東京の市場へ 「しらす加工品」の上場が増えてくる。 【しらす分類表】 生しらす     :そのまま。水分80-100%位。 釜揚げしらす   :釜茹でのみ。水分70-80%位。 しらす干し    :釜茹で+乾燥。水分60-70%位。 ちりめん(カチリ):釜茹で+乾燥。水分35-50%位。 畳いわ