台湾では台風時に「休業・休校」を政府が決める
前回の投稿で、台湾で台風に遭遇したことを書きましたが、その時に「とても良いなあ」と思った制度がありましたので、今回はその制度について書きたいと思います。
台風の時、多くの店が閉まっていた理由として、店主が自主的に臨時休業にしたというよりは、政府から「休業しなさい」という通達が出たからだという事を台湾にいる時に知りました。
台湾では「翌日の台風の影響が強い」と判断した時には、政府が前日に「休業・休校」の通達を出すようです。
休校とは学校の休みですから、これはありそうだと思うのですが、驚くのは「休業」の通達です。
つまり「会社を休みにしなさい」と政府から伝えられるという事です。
これは素晴らしい制度と思いますが、一方で日本ではかなり難しい気がします。
経営者は「うちの会社の営業を勝手に決めないでくれ」と思うでしょうから。
しかし、この休業・休校の通達により、かなり人命は救われたと思います。
道路などはかなりひどい状況になりましたので、もし通勤・通学者がいたらケガ人の数は相当だったと想像します。
休業時の補償体制なども含め、日本では議論が必要でしょうが、少なくとも休校(学校を休みにする)は、もっと積極的に行える体制を早く作るべきと思いました(オンライン授業も活用しながら)。
このようにトラブルもありましたが、学ぶこともあり良い経験ができた旅でした。