コネのない競泳は気分がスッキリする。バーコフ選手ありがとう!
現在、福岡で世界水泳が開催されています。
「水泳」と言っても、その中には
と、あります。
競泳の良さ
これらの中で、私が最も好きな競技が「競泳」です。
日本での人気も1位:競泳、2位:アーティスティックスイミングという気がします。(私の勘違いでしたらすみません…)
この競泳の何が良いかというと「自分のタイム(泳ぎ切った時間)」のみが評価対象という点です。
レースを見ていれば「だれが一位でゴールにたどり着いか」は一目瞭然ですし、「タイムという数値」でも出されるため周囲の選手との比較も容易です。
一方、アーティスティックスイミングは、審査員が評価します。
ここにはかなりいろんな要素が入り得るため、「評価方法がクリアでない」ことに私はモヤモヤしてしまいます。
スケート競技における「スピードスケート」と「フィギアスケート」の関係に似ています。
アメリカの背泳ぎバーコフ選手
そんな中、福岡の世界水泳で「競泳の良さ」をさらに実感できる出来事がありました。
女子アメリカ代表のキャサリン・バーコフ選手で、背泳ぎを専門としています。
「アメリカ、背泳ぎ、バーコフ」と聞いてピンときたオジさま・オバさまは、競泳ツウです😊
1988年ソウルオリンピックで鈴木大地選手の隣で泳いでいた、当時世界記録保持者デビッド・バーコフ選手の娘さんです!
私は当時テレビで観ていましたし、録画し何度もレースをビデオで観ました。
世界記録保持者として臨んだオリンピック。
当然優勝候補筆頭で、予選も1位通過。
しかし、決勝ではタイムを落とし残念ながら銅メダル。
そして、金メダルは鈴木大地選手が獲得しました。
あれから35年…
福岡の地で娘のキャサリン・バーコフ選手は100メートル背泳ぎで銅メダルを見事獲得。
そして、メダル授与式ではプレゼンターがあの鈴木大地氏という…
当時を知る私にとっては、かなりの感動もの😂
さらにもっと昔の話をするとソウルオリンピックで鈴木大地選手に金メダルを授与したのは日本人の清川正二氏(1932年ロスオリンピックの背泳ぎ金メダリスト)でした。
・・すみません。話がどんどん昔になっていきます。。。
世襲のない、(競技の)実力だけの勝負
福岡の世界水泳に話を戻しますと、選手にメダルを授与した鈴木大地氏のコメントで「立派です。競泳界には『世襲』はないので、実力で米国代表に選ばれていますからね」と言われたそうです。
鈴木氏は、スポーツ庁長官もやられていましたから、世襲やコネといった政治の世界を見てきた中で、素直に感じたことをコメントしたのでしょう。
かつてのライバルの娘さんが、実力で世界の舞台で戦っていることのうれしさに。
私にとっても、とても懐かしく励まされる出来事でした。
(世襲・コネだらけの日本政治と比較してしまうと尚更…)