コロナの保健所との連絡、再びFAXに!?
第7波で増加中のコロナ感染者。
保健所とのやり取りのデジタル化を進めてきた中、再びFAXに戻ってきているらしいです。
理由①
厚労省が開発したシステム「ハーシス(HER-SYS)」の不具合。
これはある程度仕方ないとも思います。
できるだけ不具合は減らすべきですが、完璧なシステムは最初からは作れないので、その都度解決・改善していければ良いのかと思います。
(初めからひどすぎるのは論外ですが、なにごとも日本は初めから完璧を求めすぎていると思います)
理由②
クリニック等の医療機関がHER-SYSへのデジタル入力が、大変になったため、手書き入力し保健所にFAXで送るようになった。(この場合は、保健所でデジタル入力をすることになるので、保健所の負担が増える)
こっちの方が問題だと思います。
私はこのHER-SYSを使ったことはありませんが、これはそのクリニックが問題なのではなくて「システムの入力方式・項目が煩雑すぎる」という事な気がします。
これも日本の行政でいかにもありそうなことですが「とりあえず紙の書類をそのままデジタル入力できるようにした」というものになりがちです。
必要性の低いものもそのまま継続し、不要項目の削除をしない。というのは、コロナ以外でも色々と経験します。
何事も「批判されることを恐れて前例踏襲」が染みついてしまっている日本行政の根本的な問題な気がします。