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第8回ネット小説大賞の最終選考作が発表されました

 株式会社クラウドゲートが主催している、「小説家になろう」掲載作品を対象とした小説賞「ネット小説大賞」の第8回の最終選考作が発表されました。

「ネット小説大賞」とは
https://www.cg-con.com/novel/vol8/

 僕は第2回の、まだ「なろうコン」と呼ばれる頃から参加していて、そのときに『異世界居酒屋「のぶ」』と出会っています。

 第3回では追加受賞として『図書館ドラゴンは火を吹かない』と出会っています。こちらは第2巻をクラウドファンディングを使った自費出版として刊行しました。

 第4回では『静かの海』『君に恋をするなんて、ありえないはずだった』を刊行しました。この時期から、目線はライト文芸へと移っています。

 第5回は『妻を殺してもバレない確率』を、短編作品ながら激推しして、結果としてグランプリとなりました。

 第6回では『ニャーロック・ニャームズの名推理』『菜の花工房の書籍修復家』などを担当しています。


 そして今年は第8回目となりました。
 個人的にも推したい作品が見つかり、編集担当として制作を進めていきます。


 ライト文芸のレーベルが出始めた2014~2015年頃は、まだ「ネット発の文芸作品」にはあまり良い印象がなく、ネットから出てきた文芸作品には「ケータイ小説みたいなもの」というレッテルが貼られてきたと思います。

 けれど時間が経つことでネット上から文芸作品が出てくることが当たり前になってきました。ヒット作が生まれてくると、人の認識は変わっていくものです。


 今年は個人的な興味にも合致する作品に出会えたと思います。

 小説というのは文章による文字情報だけで描かれた作品なので、読者の心の奥深いところへ、感覚的にではなく論理的な読解を経た上で染み込んでくるものだと思っています。

 小説は、ある種の感情と思考のハックなんですよね。

「この小説は私のために書かれたものだ!」なんて読者が思ってくれたら、それはハッキング大成功です。

 それだけ感情や思考が、小説と同調して共感した、ということですから。


 第8回ネット小説大賞では、「応援・お祝いコメント」を募集中です。
 頂いたコメントは本のオビや公式サイトに掲載される(かも)予定です。
https://www.cg-con.com/novel/vol8/final/

 第8回ネット小説大賞、どんな作品が仕上がってくるのか、お楽しみに。

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