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18年の時を経てもなおぼったくられそうになる私たち、in ニューヨーク

みなさまこんにちは。
ニューヨークでの話です。

タイトルで「あー、ぼったくらそうになったんだな」というのは察しがつくかと思いますが、久々にぼったくられそうになったのである意味衝撃的でもあり、興味深かったのでそちらを今回は綴りたいと思います。

今回は両親も一緒に旅行に行ったので、移動は電車よりUberやタクシーを使うことが多かったのですが、円安や全体的にニューヨーク物価高の影響か、Uberが想像以上に割高感がありました。
例えば、東京で4キロくらいタクシーを乗ると大体2000円強ですが、ニューヨークでその距離をUberに乗ろうとすると、時間帯や需給のバランスにもよりますが35ドル(5500円程度)と表示されることもあり、なかなかお財布には優しくない金額です。

そして事はある朝に起こります。ワールドトレードセンター跡地のグランド・ゼロへ見学に行くため、まずはUberで見積もりを取ると、案の定とても高い。なので、タクシーに乗るために、泊まっているホテル(InterContinental New York, Times Square)から直ぐ近く(ホテルの前がなかなか流しのタクシーが来ず、場所を移動した方が早かったのです)にアメリカ最大のバスターミナルのPort Authorityがあり、そこの前にはいつもタクシーが何台も連なっているため、向いました。

先頭のタクシーに乗ると
運転手「どこへいきたいの?」
夫(英語がネイティブ)「グランド・ゼロまで」
運転手「現金しかダメなんだけどいい?」
夫「いいよ」
この時点で私も夫もクレジットカードの決済端末が壊れてると思っていました。そしたら次に運転手がこんなことを言い始めたのです。
運転手「目的地までは60ドル(9000円くらい)だよ」
夫「は?!なんでグランド・ゼロまで(6キロ弱)でそんなに高いんだ!!降りる」
ということで、一同タクシーからおりましたら、運転手が慌てて追いかけてきて「40ドルならいいよ!!」と。
「乗るわけないじゃん!!」と返していたら、次に停まってるタクシーの運転手が「20ドルでどうだ!」と提案してきましたが、そもそもメーターで走るタクシーが言い値で値段決めてる時点で乗るわけがないのです。

結局両親にはがんばってもらい地下鉄で現地まで行きましたが、電車の中で両親と私で18年前に一緒にニューヨークを観光していた時のことを思い出しました。

18年前に時を戻すと、当時はデジカメで写真を撮っていて、残りの容量がもうないから父が追加でメモリカードを買いたいと。当時は今より(今と比べ物にならないほど)容量が小さいメモリーカードでも割といい値段していたので、できれば私が大学に通っている街に帰ってから量販店で安く買いたいところ、せっかくのニューヨークの思い出の写真だからどうしても今買いたいと父がいうので、マンハッタンの個人でやっている家電ショップに入りました。
壁にかかっているお目当てのメモリーカードをレジに持って行って買うだけなので、私は入り口付近で商品を見ながら両親が買い物を終えるのを待っていたのですが、なぜかレジにいる両親が買い物が終わっていない。
そして何か父が渋っている。
近づいて行ってみると、家電ショップのおじさんが父に「95ドル」と必死に言っている。父も英語が全くできないわけではないので、95ドルは高いのではないかと思っている。そこに娘(私)が登場したので、
カニア「95ドルって高くない!!!」
おじさん「え!娘英語喋れるじゃん、え!どうしよう」
って動揺し始めるもんですから
カニア「Best Buy(家電量販店の大手)で買ったら、これだったら20ドルぐらいだよ!! 95ドルってなんでそんなに高いのか教えて!!」
おじさん(さらに動揺する)「(めちゃくちゃ小さい声で)20ドルでいいです」
と、最終的には市場価格くらいで買えましたが、私たちを見て観光客+英語できないだろうということで、高くいってもいいだろうと思われていたと思います。

ここ15年くらいは特に夫がいると英語が不自由しないので、海外旅行に行っても高値で言われることがほぼなかったのですが、ニューヨークで18年経って同じメンバー(+夫)でまだぼったくられそうになってるという、そんな私たちです。
思い出すと笑い話でもあり、腹ただしくもありますね笑






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