「他人のこと言えない」についての理論展開を考えたい

まず前提
・自分自身がしていることをAとする
・相手も同じくAをしている
・相手がAをすることを否定することをBとする
・さらにBを否定することを「他人のこと言えない」であると考える

分析
相手がAをすることを否定する状況について分解して考えると、「相手を否定する」「Aをすることを否定する」の2つが浮き出る
後者の場合、A自体を否定しているため、自分自身のAにも否定が及ぶ

「他人のこと言えない」の理論上では「相手を否定してはいけない」の根拠として「自分自身を否定してはいけない」といったものが考えられる
仮に自分自身を否定しても何も問題ないとすると、相手を否定すると同時に自分を否定することになっても筋は通ることになる

しかしAを否定したに過ぎない状況で、Aをしている人を否定したことにするのは不思議である

自分と相手の区別をせず、人という一括りで考えている可能性も否めない
つまり、「Aをしている人がAをしている人を否定する」という状況に説明を替えることができる

結論
「他人のこと言えない」としたい場合これらの条件が必要だと考えられる
1.相手と自分を区別してはいけない
2.自分自身を否定してはいけない

蛇足
2.を根拠として、相手からの否定を受け入れてはいけないため「他人のこと言えない」とすることもできる
相手からの否定を受け入れることは即ち、自分自身を否定することと同義だからである

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