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スト6 キャミィ 立ち強Kガード後の駆け引き Ver.1.0500.010
更新:2024-08-15
前書き
2024/05/22のバトル変更で、キャミィの立ち強Kのガードバックが縮小され、ガード後、相手のしゃがみ中Kが届くようになった。
立ち強Kをガードさせたあと、キャミィ側が不利フレームを背負うとはいえ、打ち返しのしゃがみ中Kをいつも受け入れていては割に合わない。それならば最初から立ち強Kを振らないほうがよいくらいである。受け入れる以外に方法ないだろうか?と考え、打ち返しのしゃがみ中Kを中心とした駆け引きを探ることにした。
結論
立ち強Kガード後は、キャミィ側が様子見し、相手側が立ち弱P・しゃがみ弱Pを置くのが均衡解。この選択肢を咎めるには、互いに背負うリスクが大きくなる。また、相手側がしゃがみ中Kを打ち返すのは安定択ではない(Step2)。
(ただし均衡解を選び続ければ駆け引きに勝てるものではなく、相手の選択肢を観察して、有効手を返していく必要がある。)
方法
まず、打ち返ししゃがみ中Kに対するキャミィ側の回答を挙げる(Step2)。次に、キャミィ側のその回答に対する、相手側の回答を挙げる(Step3)。次に、相手側のその回答に対して、さらにキャミィ側の回答を挙げる(Step4)。という風に繰り返す。それ以上の回答が見つからなくなったところで停止する。
前提. キャミィ側
立ち強K
第一にスカらないように、第二にめり込まないようにして当てる。
この記事では、相手の立ち弱P・しゃがみ弱P・立ち中Pが当たらず、しゃがみ中Kが当たる間合いでの駆け引きを書く。それ以外の状況については考慮しない。
マノン以外のしゃがみ中Kは、立ち強Kを最先端で当てると打ち返しが届かないことがあるが、間合いの見極めが難しいため、これも考慮しない。
Step1. 相手側
Step1-1. しゃがみ中K
キャミィの後退や中・強攻撃を潰しつつ、ドライブゲージ状況によってはドライブラッシュからの駆け引きを作ることができる。
しゃがみ中Kの発生が7Fであるジェイミー、キンバリー、ケン、春麗、ラシード、A.K.I.(7F組)はキャミィのジャンプも潰す。7F組は常にしゃがみ中Kを打ち返すのが安定であり、必要に応じてドライブラッシュや必殺技を入れ込む。
Step2. キャミィ側
Step2-1. ドライブパリィ
ジャストパリィを狙う。7F組のしゃがみ中Kへの回答で現実的なものは、様子見を除いてこれしかない。これ以降は、7F組以外への回答である。
Step2-2. 立ち弱P・しゃがみ弱P
キャミィ側のベースとなる選択肢。7F組以外の打ち返ししゃがみ中Kを潰す。中・強スパイラルアローを仕込むか、クラシックならしゃがみ中Pまで入れ込み、ヒット確認してコンボに繋ぐ。
7F組のしゃがみ中Kとは相打ちになる。
相手がパリィラッシュを返してくると、立ち弱P・しゃがみ弱Pが飛ばされることがあるが、中スパイラルアローを仕込んでおくと自動的にパリィラッシュを潰す。
Step2-3. ディレイリーパー[6強K]
相手の中・強攻撃を避けて自動的に差し返す。
ヒット後はSAや強スパイラルアロー、微溜め強スパイラルアロー、キャンセルラッシュなどに繋ぐ。ガード時はキャンセルラッシュから立ち弱P・しゃがみ弱Pを連続ガードさせて再び読み合いに入ることができる。ただし、ドライブゲージが無い場合はガードさせた瞬間に反撃が確定する。
Step2-4. 低空キャノンストライク(キャミィ)
ディレイリーパーより近い間合いで、相手のしゃがみ中Kを咎める。ディレイリーパーとは逆に、距離が遠すぎるとしゃがみ中Kに対して確定しないことがある。
また、発生8F以上でもマノンやブランカなどの全体硬直が小さいしゃがみ中Kには確定しない。(ブランカ側がしゃがみ中Kを打ち返すことはあまりないが。)
Step3. 相手側
Step3-1. 後退
ディレイリーパーと低空キャノンストライクをすかして反撃することができる。キャミィの立ち弱P・しゃがみ弱Pに対しても安全。
後退せずに様子見をしていると、ディレイリーパーや低空キャノンストライクのスカりを咎められないが、キャミィがドライブパリィを空振ったときに確認してから歩いて投げることができる。
Step3-2. 立ち弱P・しゃがみ弱P
相手側のベースとなる選択肢。キャミィが立ち弱P・しゃがみ弱Pを出しているとカウンターヒットし、コンボに繋げられる。また、ディレイリーパーや低空キャノンストライクもガードできる。
Step3-3. 立ち中P・しゃがみ中P
発生が6F以下なら、キャミィの立ち弱P・しゃがみ弱Pにカウンターヒットする。大抵はノーキャンセルでコンボが繋がらない距離になるので、キャンセルラッシュや必殺技を仕込んでおく。
発生が7Fだと、キャミィの立ち弱P・しゃがみ弱Pと相打ちになる。
発生が8F以上だと、キャミィの立ち弱P・しゃがみ弱Pに負けるが、JP、ブランカ、ザンギエフ、ダルシムの立ち中Pは一方的に勝つ。食らい判定が前に出ないため。
どれも低空キャノンストライクはガードできるが、ディレイリーパーに負ける。
Step3-4. しゃがみ強P
リリィのしゃがみ強Pはキャミィの立ち弱P・しゃがみ弱Pを潰す(食らい判定が前に出ないため)。低空キャノンストライクも潰すが、遠めのディレイリーパーには負ける。
Step4. キャミィ側
Step4-1. 遅らせ立ち弱P・遅らせしゃがみ弱P
ルークのしゃがみ弱Pに対しては、4F以上遅らせて立ち弱P・しゃがみ弱Pを出すことで、発生8F以上のしゃがみ中Kをガードしつつ、相手の立ち弱P・しゃがみ弱Pに勝つことができる。ルーク以外のほとんどのキャラに対しては空振る。5F以上遅らせると空振る対象がさらに増える。
8F前後遅らせて出すと、しゃがみ中Kをガードしつつ、相手の立ち中P・しゃがみ中Pの空振りを咎めることができる。
Step4-2. 立ち強P
相手が立ち弱P・しゃがみ弱Pを出していた場合にパニッシュカウンターヒットする。強アクセルスピンナックルを仕込んでおく。
駆け引きの前提であるしゃがみ中Kや立ち中P・しゃがみ中Pには負けるので、相手が立ち弱P・しゃがみ弱Pを基本としていない限りはリスクが高い。
Step4-3. 立ち中P
相手が立ち弱P・しゃがみ弱Pを出していた場合にパニッシュカウンターヒットする。ほとんどの場合、SA3しか繋がらないので、SAゲージが3本溜まっているときに狙う。立ち強Pと同じく、しゃがみ中Kや立ち中P・しゃがみ中Pには負けるが、相手が後退していたときにはスカりを咎められにくい。
Step4-4. 様子見
リターンは取れないが、相手のしゃがみ中K、後退、立ち弱P・しゃがみ弱P、立ち中P・しゃがみ中Pのどれにもダメージを取られない。