小康社会

とても元気だった母(62)が、くも膜下出血で倒れました。その記録。

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とても元気だった母(62)が、くも膜下出血で倒れました。その記録。

最近の記事

2024 /1/4 年末年始限定面会制限撤廃

約1週間の面会制限撤廃期間でした。 私の夫、子供たち。母のお兄さん達。いつもはコロナの面会制限で来られない人達に、母の様子を見てもらいました。 母は、やはり意思疎通出来ません。でも視線がとてもしっかりしていて今にも笑ったり話したりしそうな目をしています。麻痺のない腕も動きます。目の前に物を差し出すとそれを手に取る事が出来ます。 声は出ません。一度だけ口をパクパクさせることがありましたが全く理解してあげられませんでした。 わかってるのかも!と、思う場面はいくつもあるんです。でも

    • 2023/12/25 急遽一時帰国し面会

      12月中旬、父や病院から連絡がありました。 経鼻胃管で栄養を摂っていた母ですが、どうやら胃が受け付けなくなってしまったようで、何度も嘔吐を繰り返していたようです。経鼻胃管での栄養摂取は困難。腕からの点滴も適当な血管が無くて難しいとのこと。代わりに、中心静脈カテーテルを足の付根から入れて高カロリー輸液をすることになりました。 仕事上でだったか親戚のことだったか忘れましたが、胃を動かさずに栄養を摂ることは寿命がかなり縮むと学んだことがあります。 この年末年始は日本に帰らない予

      • 2023/12/16 摂取方法の検討

        父から連絡がありました。 主治医から、母の身体が経鼻経管栄養を受け付けなくなっているそうです。きっと胃が受け付けないために逆流してるのかもしれません。 このままだと、次の選択肢は中心静脈栄養だそう。でも、これはもう消化器官を使わないので寿命はうんと短くなるでしょう。近々、主治医と外科医で中心静脈が可能か評価されるようです。 しかし、身体が栄養剤を取り入れられなくなるなんて何処かで聞いたことのある話に感じます。それは、母の余命があまり長くはないことを表しているように思います。

        • 2023/09/04 暫くお休み

          母は変わらない様子で過ごしています。 実は、私はこの度海外転出しており、数年は日本に戻らない予定です。母のことが気がかりですが、もはや私には母を楽にしてやる術がなく、会えばあうほど現実を突き付けられ辛い思いだったので、自分の人生を考えるとこの期間は悪くないのかもしれません。

          2023/05/08 面会制限の緩和

          GW明けから面会制限が緩和され、要予約もなくなり、1ヶ月に2度だった面会が1日一度までになりました。パーテーション無しの面会。 早速、面会に行きました。 1年ぶりに触ることができた母の手。 眼がぱっちり、視線がしっかりしているときは調子がいい時。ノートに私と弟の名前を書いて、「私は誰でしょう?眼の前にいるのは誰?」ときくと、不自由な手を一生懸命動かして私の名前の方を指さしました。え?わかるの?凄いじゃん!!と私は勝手に大騒ぎ。師長さんも駆けつけて、やっぱりわかってるんだよ

          2023/05/08 面会制限の緩和

          2023/2/18 介護医療院での初めての面会

          お金たくさん払ってるだけあって、綺麗な病棟でした。同院の医療療養棟と比べると、雰囲気がとても明るい。 でも面会スタイルはいつもと変わらず、動物園スタイル。 母はリクライニング式の車椅子を使用。 目はパッチリ!調子良さそう。目も合う。 でも、目が合うだけ。 ぼーっと何かを見てはまた違う何かを見て…を繰り返してる。 あー、本当にわからなくなってしまったのか…。 何で助けてやれなかったんだろ。 悲しさがまた込み上げて、悔しさに変わる。 せめて、手を握ったり話し掛けたり出来

          2023/2/18 介護医療院での初めての面会

          2022/12/10 私の選択

          私が面会に行く予定だったが、家庭の都合で弟に行ってもらった。 また、最近、辛かったり悲しかったりの波が打ち寄せるようになった。この一年で、自分の心がだいぶ傷ついている事に少しずつ気付いた。 母が倒れた後の1週間が本当に悲惨で、食事も喉を通らないし、悪夢にうなされて眠ることも出来なかった。まだ死にたくなかったので、心療内科に通って薬を出してもらった。 再びそんな状態になっては行けないと思い、最近は、心に辛さを感じたときはその原因を避けることにしている。 だから、面会を弟

          2022/12/10 私の選択

          2022/11/26 面会。

          リクライニング車椅子に身を委ねて、ブランケット代わりにバスタオルを数枚かけられた身体がやって来る。母と同じ年頃に見える病棟クラークのおばさんが、優しい笑顔を保ちながら母をパーテーションの向こうに連れて来てくれる。 「おかあさーん、わかる〜?」 に2メートル位ある透明の板が邪魔だ。こんなに辛い姿になった母を目の前に、何で手も握ったら駄目なんだろう。私は世の中の不条理を噛み締めながら、母に手を振る。 母の視界に入るように手を振るが、母はこっちを見たり見なかったり…でも、眼力が

          2022/11/26 面会。

          2022/10/08 面会再開。

          2か月ぶりの面会。 …なのに、母は私と再会してすぐに目を閉じて眠ってしまった。どうやら、凄く眠かったみたい。結局、今日の面会は寝ている母をずっと黙って見ているだけでした。 15分後に事務の方が面会終了を告げに来たので 「ずっと寝ちゃってました(笑)」と私が報告すると、事務の方は母にガンガン声掛けて「せっかく娘さんが面会に来てるのに!起きてください!!」と、母の肩をバシバシ叩きながら起こしてくれました(笑) そういえば、母はもともと昼寝が大好きな人です。 急に起こされてウ

          2022/10/08 面会再開。

          2022/08/29 嚥下造影検査の結果

          嚥下造影検査の結果が届いた。 人が食べ物を口に入れ、正しく飲み込んで食道に入るまでには、いくつものイベントを通過しているらしい。私は無知なので細かいことはよくわからないのだが、結果の資料に目を通すと、もう母はたとえゼリーでも飲み込むということは現実的ではないようだ。口に食塊があっても、嚥下の機能がスムーズに果たされなかった。 倒れて意識が無い状態から比べると、今ではぱっちり開眼して、リクライニング車椅子に座れるし、麻痺のない左手もよく動いているので、ゼリーも食べられるかな〜と

          2022/08/29 嚥下造影検査の結果

          2022/08/16 主治医からの電話

          外出先に着いた途端、携帯が鳴り、病院からの電話。出ると、最近担当になった主治医からでした。急変したかな…とドキドキしながら話を聞くと、どうやら今朝も気管切開のチューブを自己抜去したそう。やるね!お母さん!! 最近は、痰吸引も行っていなくて、状態もよく、挿入していたチューブは5ミリほどの小さいものだったそうです。看護師さん達からも、早めに抜いてあげたいね、などと話が出ていたそうです。 そんなところでの自己抜去(2回目)なので、主治医から「最挿入せずにこのまま塞ぐのはどうか?

          2022/08/16 主治医からの電話

          2022/08/06 8月最初の面会

          リクライニング式車椅子に乗った母。 左脳が大きく損傷したため、右の視野が殆ど無いせいなのか、顔はいつも真左を向いている。 麻痺の少ない左手で、病院のフェイスタオルをずっと握っている。 面会は両者ともマスク着用で、パーテーション越しのため、母の様子を理解しにくい。でも、いくら話しかけても基本的には正確なリアクションがなかった。稀に、マスク越しに口をパクパクしていたり、手を大きく動かしたり出来るので、その時は私も「あ、わかったかな?」なんて思う。 少しずつ、こんな姿の母にも見慣

          2022/08/06 8月最初の面会

          2022/07/09 面会。

          約一か月振りの面会。 病棟のロビーで、大きなパーテーション越しの面会。もちろんマスク着用で。 なんだか動物園みたい。 リクライニング式車椅子に乗せられた母が、ガラガラと目の前に誘導されてきた。 マスクをしているので表情や口をよむことが出来ない。 誘導してくれたスタッフさんが「ほら、娘さんですよ〜」と話し掛ける。左手を小刻みに振っているようだ、スタッフさんは「あら!手を降ってるー!」と言ってくれるが、私にはそうは思えなかった。 今日の面会では、色々話しかけてみた。 「ここ

          2022/07/09 面会。

          2022/07/08 病院からTEL…

          パート中に着信。 病院からだったので、すぐ電話に出た。 (ひとり仕事なので自由に出来る環境なのです) 結局、話の内容は、 母の状態が良く、改善しているため、経口摂取の訓練をしたい、ということだった。 一応、お願いします。と返答したが… 正しい選択なのか、とても不安な心境。

          2022/07/08 病院からTEL…

          2022/06/11 3か月ぶりの面会

          緊張しながら病棟へ。 ワクチン接種証明書を持参しなければ行けない程の厳戒態勢。 病棟のロビーのソファに案内され、目の前には2メートル程の高さのある透明なアクリル板のパーテーション。「えっ…こんなオープンな所で、こんな距離感で面会…、ハードル高過ぎ!」内心思いました。本人には指一本も触れられない。 …まさに動物園の動物と客です(苦笑) 色々思っていたら、リクライニング車椅子に乗せられた母が看護師さんに連れられてきました。 左腕がだいぶ自由に動かせるようになっていて、アク

          2022/06/11 3か月ぶりの面会

          私の体調が絶不調。病院への面会はいつになったら許可されるのやら。

          私の体調が絶不調。病院への面会はいつになったら許可されるのやら。