フリー・インプロヴィゼーションを語り継ぐ
なんと大げさなタイトル。
でも、そんな大げさな思いで書き始めた。
自分は今まで文章を書きたいと思ったことはないし、ましてや得意でもない。
そんな自分でも、書いておきたいと思ったのだ。
ストリーミング時代における廃盤
自分はフリー・インプロヴィゼーション(特にヨーロッパの)と呼ばれる音楽が好きで、学生の頃から見つけては買って聞き続けてきた。
でもこのフリー・インプロヴィゼーションと呼ばれる音楽を聞く人口は、どうやら少ない。
今の時代にあっても、検索で得られる情報は乏しい。
これはもしかしたら、何らかの形で情報を残していかなければ人知れず埋もれてしまうのではないか。ダウンロードやストリーミングの時代にあっても消えていくのではないか。
語り継がれなくなった時、その音盤たちは本当の意味で消えてしまうだろう。
消えゆく妖怪達を生き返らせたのは、水木しげる先生の絵と言葉だった。
例えが大きすぎてなんともおこがましい話ではあるが、なかなかライブにも行けなくなった今の自分にできることは、これくらいしかないのだ。
フリー・インプロヴィゼーションを好きで聞いている人にも、聞いてみたいと思った人にも、参考になれば幸いである。