こめそば

早稲田大学法学部卒。職歴は、地方公務員、広告代理店コピーライター、フリーランス・ライター(大手塾のPR誌編集)。看護受験、公務員受験で、小論文を教えた経験があります。その時に作った教授用ノートをもとに看護師「小論文弁当」はできています。

こめそば

早稲田大学法学部卒。職歴は、地方公務員、広告代理店コピーライター、フリーランス・ライター(大手塾のPR誌編集)。看護受験、公務員受験で、小論文を教えた経験があります。その時に作った教授用ノートをもとに看護師「小論文弁当」はできています。

マガジン

  • 看護師「小論文弁当」の解答例一覧

    公務員看護師(国公立病院)に転職・就職するための小論文解答例です。 構成・書き方を分かりやすくするため、小論文を「弁当づくり」にたとえました。 原則、400字、600字、800字の解答例を載せています。

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看護師「小論文弁当」。公務員看護師に転職・就職するための小論文解答例を載せています。

■小論文テストは、弁当づくりです。制限時間内に、規定の文字数で、設問が求める内容を仕上げる必要があります。朝のせわしない弁当づくりに似ています。限られた時間で、数品のオカズと適量のゴハンを弁当箱に詰めなければなりません。けれど、時として、脳の冷蔵庫に食材が何もないことがあります。書くことが、何も浮かばないと焦ります。 ■そんな時は、「ヒモノカシテジョージ」です。 ■「ヒモノカシテジョージ」とは?ヒ(人)、モノ(物)、カ(金)、シ(仕組み)、テ(テクノロジー)、ジョー(情報

    • 24.理想の看護師について、あなたの考えを述べなさい。

      ■理想の看護師について(400字相当) わたしが考える理想の看護師とは、学び続ける看護師だ。確かに、患者に寄り添った看護をするためには思いやりの心やコミュニケーション能力が求められる。しかし、それだけでは十分ではないはずだ。なぜなら、人あたりのよい看護師でも、痰の吸引や採血がへただったら、患者の信頼を得られないからだ。病気や治療法に関する知識が乏しい看護師も同様だ。そうした看護師に寄り添われても、患者は不安を覚えてしまうだろう。医療の技術は日々、進歩している。これからは新

      • 23.理想の医療について、あなたの考えを述べなさい。

        「ヒモノカシテジョージ」をもとに構成してみました。「ヒモノカシテジョージ」(人、物、金、仕組み、テクノロジー、情報、時間)については、フロントページをご覧ください。 ■理想の医療について。(400字相当)人、情報 理想の医療とは、人と情報がうまく機能している医療だと、わたしは考える。なぜなら、それらの効果的な活用が、医師・看護師不足、医療の地域格差といった今日の医療が抱える根本的な問題の対処法になるからだ。まず人材不足対策だが、望まれるのは働き方改革の推進だ。労働環境の改

        • 22.夫婦別姓について、あなたの考えを述べなさい。

          ■夫婦別姓について(400字相当) わたしは夫婦別姓制度に賛成だ。確かに、夫婦が同一の姓を名のることは、家族が一体感を持つうえで意味があるかもしれない。また、夫婦別姓を法制化すると、けじめのない、安易な結婚が増えてしまうという反対意見もあるようだ。しかし、改姓によって生じる不便や不利益の方が大きいのではないだろうか。なぜなら、改姓する側は運転免許やパスポートの名義変更など煩雑な作業をしなければならないからだ。また旧姓を用いた資格や論文が不一致になるから、キャリアが分断され

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        看護師「小論文弁当」。公務員看護師に転職・就職するための小論文解答例を載せています。

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        • 看護師「小論文弁当」の解答例一覧
          25本

        記事

          21.SDGsのために看護師のあなたができることを述べなさい。

          ■SDGsのためにわたしができること(400字相当) SDGs(持続可能な開発目標)とは、国連サミットで採択された国際社会共通の目標だ。よりよい世界を実現するため、社会、環境、健康などの分野において取り組むべき17の課題が示されている。まず、社会的な問題に関して、わたしにできることだが、募金やボランティア活動があげられる。また環境問題への取り組みとしては、これまで以上に積極的で、持続可能なエコ・アクションが望まれる。スマホは常に省エネモードにする、SDGs配慮商品を優先的

          21.SDGsのために看護師のあなたができることを述べなさい。

          20.地球温暖化

          ■地球温暖化について、あなたの意見を述べなさい。 ■地球温暖化について(400字相当) 地球温暖化の最大の原因は、火力発電や自動車、ゴミ焼却などによって排出される二酸化炭素だ。削減のためには、太陽光発電など再生可能エネルギーのさらなる活用、排気ガスを出さない自動車の普及が望まれる。また、温暖化防止のためには、わたしたちのエコ・アクション(環境に配慮した行動)も重要だ。焼却ゴミを減らすため、レジ袋を受け取らないのは、もはや当たり前だ。食品は販売期限が迫っているものから先に購入

          20.地球温暖化

          19.生と死

          ■生と死について、あなたの考えを述べなさい。 ■生と死について(400字相当) 生と死と聞いて、わたしが思い浮かべるのは「生老病死」という四字熟語だ。もともとは仏教に由来する言葉で、生まれる、老いる、病む、死ぬことは、人間が思い通りにできない苦悩であるという意味らしい。ただ、この考えは現代医療には、そぐわないかもしれない。なぜなら現代医療は、これらの苦悩を少しでも減らすことを目的としているからだ。出生前診断では、生まれる前の胎児の健康状態を知ることができる。若返りのために

          19.生と死

          18.障がい者

          ■障がい者を持つ人たちに関わる問題について、あなたの考えを述べなさい。 ■障がい者問題について(400字相当) 障がい者に関わる問題については、法的、物理的、社会的な側面から指摘がなされている。まず法的な問題だが、現在の支援法では活躍の場が広がっているとは言いがたい。雇用の促進などについて障がい者の主体性を尊重した、より細やかな法整備が求められる。また、物理的な問題としては、生活環境における障がい者用施設の不備・不足があげられる。障がい者が一人でも安心して外出できるように、

          18.障がい者

          17.ボランティア

          ■ボランティアについて、あなたの考えを述べなさい。 ■ボランティアについて(400字相当) 今日、ボランティアは、福祉や災害時の支援などにおける貴重な労働力として社会で認知されている。しかし、無償な行為であるが故に人手が足りなかったり、公共のための活動であるが故に、行政との混乱が指摘されている。それらの対応策として、まず、人手不足の問題だが、わたしは有償ボランティアを認めるべきだと考える。ある程度の対価によって参加者が増え、活動が活発化するなら、その方が社会的利益は大きい

          17.ボランティア

          16.少子化問題

          ■少子化問題について、あなたの意見を述べなさい。 ■少子化問題(400字相当) 少子化の問題は、近年の高齢化問題とあいまって、労働力不足による経済の縮小、現役世代への財政負担の増加が心配されている。こうした状況においては、まず行政の強いリーダーシップが望まれる。これは国の未来に関わる問題なのだから、法律の制定や制度の改革に早急に取り組むべきだ。国は現在、幼児教育・保育の無償化を実現している。だが、児童手当などについては、いっそう充実した支援が必要だ。また★少子化問題は、働き

          16.少子化問題

          15.高齢化社会

          ■高齢化社会について、その問題点と対応策を述べなさい。■高齢化問題(400字相当) 高齢化社会で問題となるのは、労働力減少による経済規模の縮小であり、介護や医療分野での人手不足だ。その対応策として、まず求められるのは、職業寿命をのばすことだ。定年を迎えても、現役世代と同じように働ける能力や意欲を持っている高齢者は大勢いる。彼らの雇用を進めることで、職業寿命はのび、それが労働力の確保につながっていくはずだ。次に介護、医療分野における人手不足対策だが、賃金アップや労働条件の改善

          15.高齢化社会

          14.豊かさについて

          ■豊かさについて(400字相当) わたしは、人生を最も豊かにしてくれるのは健康だと思う。もちろん、わたしたちの心を満たし、幸せにしてくれるものは他にもある。たとえば、お金、おいしいもの、趣味、大切な人と過ごす時間、やりがいのある仕事などだ。でも、そうした豊かさは、健康が土台にあって、初めて成り立つものだ。ケガや病気で行動や寿命が限られているとしたら、どんな楽しいことも心から満足することはできないだろう。ただ、人生を豊かにするには、体の健康だけでは足りない。心の健康も不可欠

          14.豊かさについて

          13.安楽死

          ■安楽死について、あなたの考えを述べなさい。 ■安楽死について(400字相当) 安楽死においては、倫理的な側面や決定プロセスの透明性などが問題視されている。これらの問題の対応策として、まず望まれるのは、緩和ケアの専門施設やスタッフの充実だ。患者が安楽死を選択する主な理由が心身の苦痛であることを考えると、その苦痛が緩和されるなら、あえて死を選ばない患者は多いはずだ。また、安楽死を終末期の医療行為として認めるなら、合法化する必要がある。その法整備にあたっては、客観的で明確な基準

          13.安楽死

          12.終末期医療

          ■終末期医療(ターミナルケア)について、あなたの考えを述べなさい。 ■終末期医療(400字相当) 終末期医療の問題点は、そうした医療を望む患者が増えつつあるのに、ホスピスなどの施設や専門のケアを行える医療施設が少ないことだ。その対応策は、在宅ターミナルケア制度を充実させることだと、わたしは考える。医療施設が足らないのであれば、住み慣れた自宅で、穏やかに最期を迎えられる仕組みを整えるべきだ。同時に、終末期医療についての専門知識やコミュニケーション技術に優れた、かかりつけ医や訪

          12.終末期医療

          11.地域包括ケアシステム

          ■地域包括ケアシステムについて述べなさい。 ■地域包括ケアシステム(400字相当) 地域包括ケアシステムとは、高齢者の暮らしを、その住み慣れた地域で、医療・介護・福祉などが一体となって支えようとする仕組みだ。そこで課題とされているのは、医療と介護の連携不足、介護職の人手不足、広まらない住民参加だ。こうした現状への対応策として、まず求められるのは、IT化・ネットワーク化の推進だ。関係者が高齢者の情報を共有することで、総合的で、細やかな支援が可能となる。また、介護職の人手不足対

          11.地域包括ケアシステム

          10.地域完結型医療

          ■地域完結型医療について、あなたの考えを述べなさい。 ■地域完結型医療(400字相当) 現在、患者は都市の大病院に集中する傾向があり、医療費の無駄遣い、医師不足、病床不足などが問題となっている。そのデメリットを解消する仕組みとして地域完結型医療があるが、まず求められるのは、医療のIT化の促進だ。診療のリモート化は、患者の大病院への集中を防ぐだけでなく、密を避けるという「withコロナ」の時代の要請でもある。また、今日の超高齢化社会においては、医療のネットワーク化も重要だ。都

          10.地域完結型医療