あらゆるもの全てが進化、生成化育の状態にあり、調和へと向かっている。
自然界はフラクタル。
即ち「自己相似性」。
これは超大宇宙に存在する特殊な性質を有する幾何学的構造のこと。
人間の世界で云えば、図形の全体をいくつかの部分に分解していった時に全体と同じ形が再現されていく構造のこと。
これ実相をミクロとマクロで捉えると同じものとして見えてくる。
即ち、人間の身体の中の細胞一つから、宇宙全体の星に至るまで相似形で捉えることが出来るということだ。
従って、あらゆるもの全てが進化、生成化育の状態にあり、調和へと向かっている。
この感覚が掴めてくると、地球や人間としての存在や、その目的、人生の意味が見えてくる。
己、今、その手にしているものを置き、心を整え、真っ白な状態で、自然界に観察し、思いを馳せてみよ。
その完璧なまでに美しいその在り様を見て、何かを感じれるか?
「い、いやあ、私には何も感じませんし、正直、単なるものに溢れた世界しか見えません。これを美しいとも醜いとも何とも…。そもそも感じるっていうことが良く分かってないみたいです。私が単に鈍感なだけ?他の人には見えてるの?感じれてるの?わたしだけが異常なの?でも、それを感じれたからって何なの?何か生活が良くなるとか?健康になるとか、頭が良くなるとか、お金が稼げるとか、資格が取れるとか、もっと楽しくなるとか、そういうこと?っていうか、視えないものを感じろ!って、なんか怪しくない?全く意味わかんない!」…。
そうか。
このようなことは、己の手に持っているものの中には無いから、その世界の中で生きている人間には、何のことだかさっぱり分からないだろう。
人間は、好もうが好まざろうが、知ろうが知るまいが、超大宇宙の真理の中に紛れもなく存在している。
従って、このフラクタルの影響をマクロレベル、ミクロレベルで受けている。
己が望もうが望むまいが、超大宇宙の連綿と続く調和のうねりの中の一粒の存在として寄与していく。
それが己の本当の在り様。
その感覚が真につかめた時、己は次元上昇を果たしていく。
そのことを肝に銘じ、自然の中に身を置き、宇宙の中の自分自身を感じれるよう、日々精進していきます。
有難う御座います。