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戦争だけが平和を乱す原因ではない。
平和を乱す壊すもの。
それは“戦争”が最たるもの。
しかし、それだけではない。
戦争だけが平和を乱す原因ではない。
人間繁栄の裏には陥穽(かんせい)がある。
陥穽とは、落とし穴。人間が陥れる謀(はかりごと)。
即ち、これ繁栄に浮かれ謳歌する人類の裏側には陥穽が潜んでいるということ。
これに気付かずに“抜かり”が起こることで、平和は、いともあっさりと揺らぎ崩れていく。
便利に、楽に、効率的に、を過剰なまでに突き詰めていくと、その先には悲劇が待っている。
巷の悲惨な事故や血生臭い事件、原因究明が出来ないほど複雑怪奇な出来事、そして想像を絶する嫉妬や妬みなどの骨肉の争いや虐待の類…。
戦争反対に声を張り上げる者、他者を揶揄する者も、知らず知らずのうちに、その平和を掻き乱し、壊している。
これ、天の謀などではない。
全て、人間自身の人間性の醜さ、精神性の低さ、怠惰、不手際、怠け、放蕩、極端な自己愛などが原因で起きている。
この逆理を起す多面性を持つ人間の成せる業。
この不安定さを、人類は自覚しなければならない。
なぜならば、人間は、未熟で出来ている。
未完成なのである。
自分は完璧だ、私は悪くない、あの人の所為だ…。
これは誰一人通用せぬ事なり。
「いやあ、そう言うけれど、私は違いますよ。この私が平和を乱すとか、戦争に加担をしていることなど一切合切御座いません!私は、真面目だけが取り柄の人間だし、誰にも迷惑を掛けていませんから…」
…皆々がそう云う、そう思っている。
だが現実は否。
人間は、気抜かり、手抜かりが起きる。
なぜならば、未熟で下等が故に。
従って、そのことを如何に自覚し、少しでも正しい方向に生き方を変えられるか。
そこを天から見られているということを推して知るべし。
これ即ち、人間は、天により生かしてもらっているという道理。
そのことを肝に銘じ、自分は不安定な存在であるからこそ、常に心の安定を目指すことを怠ってはいけないことを自覚し生きていきます。
有難う御座います。
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