末法の世なり、白か黒かで、灰色は無し。
善なる者に、真の恵み在りの時代。
然らば、これまでの悪、微悪が全て曝け出され、裁かれる時代。
お主らはどちら?
これ末法の世なり、白か黒かで、灰色は無し。
即ち、善とも悪ともつかぬ者、これ黒として裁かれる時代。
従い、人類の大半が、悪に染まる。
これ既に発動されている。
今からでも改心すれば間に合うか?
余程、性根を全て入れ替えて、正しく生きねば、事成らぬ。
ここまで待ったが、もはや時間なし。
さあ、変わるのか変わらぬままか。
全ては己次第。
正しく生きるとは何か。
何も、毎日、清貧に耐え、真面目にコツコツと生きるだけが正しく生きることではない。
これ即ち慈しみを実践すること。
慈しみとは、優しさ、そして許すこと。
慈悲、慈愛の精神。
これ、お主らにあるか。
目の前に、憎い相手がいる時、許せるか?
目の前に、死にそうな浮浪者がいたら救えるか?
孤独で悲しみにうちひしがれている者に手を差し伸べられるか?
「いやあ、私は今、仕事で忙しいんで、たぶん無理だと思います。そういうの、暇な人にお願いします。今夜もお得意様の接待があるので、これで失礼します」
「憎い相手を許すなんて絶対に出来ない。そういう態度を取ったら、こっちがやられるか、相手がつけあがるだけ。とことん闘います」
「ホームレスの人って、真面目に働かないからそういう身になったんでしょ?自業自得!だから放っておきます」
「確かに、近所に独り暮らしのお年寄りが増えたような気がします。独りで大丈夫なのだろうかと、時々心配になります。でも、日々の忙しさからいつの間にか忘れてしまったり…。自治体の職員とか誰かが何とかしてくれるだろうとそう思うようにしています」…。
残念ながら、お主ら全員、黒として裁かれる。
「ええ?勘弁して下さいよ。こっちだって、生きるのに必死なんですから…」。
もはや救いの時代ではないのだよ。
真の恵みを得たいのであれば、自分で何とかするしかない。
これまでも、これからも。
事実、真理、実相に基づく完全なる意識改革を果たすべし。
人間性は、今からでも仕上げていける。
但し、これ並大抵の忍耐と努力が必要。
そういう時代に願い出て産まれたお主らのことだから、ここから大逆転劇を見せてくれるのだろう。
楽しみに見ているぞ。
そのことを肝に銘じ、奇人変人と言われようが、世の中の常識と違う生き方であろうが、これまでの業を清め、完全なる慈しみを持って生きます。
有難う御座います。