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計られたもの
人生、計り知れない事象が起こる。
なぜか。
それは己が未熟だからだ。
何も驚くことではない。
寸分足らずであるから皆、この世に生まれてきている。
自ら志願をして…。
人間、皆がそうなのだ。
あの人も、この人も、大成功しているように見えるあんな人も、いつも涼しい顔したこんな人も皆、未熟者なのだ。
自分の至らなさ加減を何とか今世で克服したくて生まれ出ている。
これ、己が信じようが信じまいが真実。
そして、この計り知れなさが、今の己の未熟さの度合いを計ることが出来る。
「なんでいつもこうなるの?」
「なぜ、私ばかりが…」
「こんなことってあり得ない…」。
こう思うこと自体が、己の今の尺度巾を物語っている。
事象はすべて計り知れないものではなく、計られたもの。
全てに根拠がある。
そして、それは後にも先にも全て自分に原因がある。
これ今世だけでなく、永い連続人生で積み重ねた己自身の業であり、他人様にはどうすることも出来ない。
従って、目の前で起こる、圧倒されてしまうどうしようもない事象に対し、怯むことも、嘆くことも、蔑むことも、逃げることもしないことだ。
そのようなものは一瞬心に抱いたとしても、全部飲み込んでしまえ。
己の尺度巾、即ち器は、この後の思考の在り様、向き合い方、解決を図るための努力の過程で広げられる。
これ、いくらうまく躱したとしても、宗教的行事などに時間とカネをつぎ込んだとしても何ともならんことも推して知るべし。
「うわあ、これって人生修行っていうやつですね。こりゃシンドイわ!でもなんか、やる気出てきた!どーんと来い!」
「これから私、大人になって、社会に出ていろんなことがあって、辛いこともたくさんあるかもしれないけれど、全部、自分で蒔いた種だし、何とかするのは自分しか出来ないんですね。有難う御座います。生きる覚悟が出来ました!」
何を基点とするか。
そう、思考の基点、人生への視点。
未熟な人間の視点や基点は、今世の修行のために敢えて生まれる時に失念させられる。
一から出直せということだ。
改めて云う。
己の計り知れない事象は、己のために起こっている。
そのことが真に理解出来たのならば、有難く感謝と報恩の念を持って事にあたり生きるべし。
そのことを肝に銘じ、今ある事象に対し、真摯に向き合い、諦めずに前に進みます。
有難う御座います。
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