努力は無駄だと思っている

未熟な人間が、人として仕上がるために出来ること。

それは、反省、忍耐、努力しかない。

これしかない。

残念ながら、人生一足飛びはない。

己の人生の目的、使命がはっきりしたのなら、あとは一心不乱に、そこに辿り着くまで、自らを省みて、耐え忍び、努力を続けるしかない。

現代は、これを否定している。

だから、良くなるどころか、悪くなる一方であることを自覚すべし。

現代の人間は、反省の仕方、忍耐の度合い、努力を続けることの本当の有用性を知らない。

知らないから、実行しない。

反省しないのは、自分が悪い、自分の所為だと思っていないから。

失敗を認めたくない、恥をかきたくないからともいえる。

忍耐出来ないのは、我慢をすることを教えられていない、

我慢は悪だと思っている、そして、嫌なこと、苦しいことから逃げる癖がついている。

また、努力は無駄だとも思っている。

努力は馬鹿のすることだ、格好悪い、努力しても報われないと思っている。

もし、お主らがそのように感じ、反省、忍耐、努力に向き合えていないのであれば、即刻、性根をすべて入れ換えた方がいい。

これは、好もうが好まざろうが、人間が人になるために必須の道。

これを避けても人生が好転することはない。

「なんか、それってダサくね？ネットにこうした方が楽に行けるって書いてあるの知らないの？そっちの方がヤバくねえ？」

「努力とか根性とか、昔のやり方じゃあ、今は通用しないんですよ。ウチの部長、いまだにこれだし。これじゃ、部下はついてきませんって！」

「最近、世の中のうっぷんを、失敗した人に対し、攻撃することで晴らそうとする人が、多くなっている気がする。これって、良くないことだと思う。自分のことを棚に上げて、他人を攻撃するって、人間としてどうかと思う。これって、この反省しない、忍耐力ない、努力しない人とイコールだと思う」

「私たちは、人間の本質をもっと知らないといけないのではないかと思います。自分たちは人間なのに、人間のことを何一つ分かっていないような気がします。だから、好き勝手、いい加減に生きてしまうのかも」…。

今は末法の世。

これから更に厳しい世の中になっていく。

反省、忍耐、努力が出来ぬ者は、人に仕上がることはおろか、人間であることもままならなくなるであろう。

そのことを肝に銘じ、日々の反省を怠らず、決めたことは最後まで努力し続け、結果が出るまで耐え忍び生きていきます。

有難う御座います。