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言葉を言葉のまま受け取らない

わたくし、もやしの自己紹介

わたくし、もやしの勤める学校は子どもがやりたいことをやる珍しい学校。
3歳から12歳の子どもが週に5日間通っている。

・自ら考え行動できる人間に育つ
・全ての人が認め合う社会
・大人も子ども共に学び合う

を大切に記事を書いていきます。

言葉を言葉のままに受け取らない

言葉とは不思議なもので
相手に何かを伝えるときにとても助かる。

しかし、言葉に振り回されることもしばしば。

積み木で遊んでいる子ども達。
特殊な形をしている積み木の取り合いが始まった。

そんな時に飛び交う言葉達
「俺が最初に使おうとしてた」
「これ俺のだよ」
「バカ」
「お前の髪型へん」
「もうお前と遊ばないからな」

言われた子どもも、その言葉でイライラしてくる。
そして、売り言葉には買い言葉。

見ている大人も、その言葉にイライラしてくる。
そして、「そんなこと言い方しないの」

言葉をうまく使えない、赤ちゃんならどうする

これが、赤ちゃん同士のケンカならどうだろうか。

積み木を取り合いケンカをしている姿をみて大人は

子どもが何を思っているのかを考えるはずである。
そして、積み木が欲しい事がわかると
代わりの積み木を準備したり
泣く子どもを抱っこしてみたり
違う興味のあるものを渡したり
するのではないだろうか。

言葉がないと逆に周りの人はより相手を理解しようと
そして、行動としても相手に寄り添う行動をとりやすくなる気がする。

積み木の喧嘩と言葉の扱い2つの伝えたい事

議題が2つある状態である。
①積み木を使いたい2人の子どもがどうするか。
②言葉の使い方について(相手への伝え方について)

この二つが混在して子どもに話していくと
子どもも大人も混乱して話にならなくなる。

こん風景をよく目にする。
「バカって言わないの!」
「だって、あいつが積み木を取ったから!」

子どもにとっては
①「積み木について」がまだ解決していないのに

②「言葉の使い方について」の話はできないのである。
 

積み木について話した後に言葉の使い方について話す。
まずは、積み木の話をしよう。
「この大きさの積み木はないから、木材を切って積み木を作るってのはどう?」
2人とも了承。積み木を作り出す。
ここあたりで
「バカって言わなくても伝わるから。今みたいに話してみて」
と今の経験を伝えながらさらりと伝える程度が良いのではないだろうか。


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