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#85 昔のアニメを見て思ったこと
普段発信している、授業や学校のこととは関係ない内容なので、ただの日記として読んでいただけるとありがたいです。
教育と関係ない話もかなりあるので、もし、興味がなかったら閉じていただけるとありがたいです。
今回、昔のアニメを見て考えたことを紹介します。
昔のアニメには起承転結の見本ともいうべき
「話作りの大切な要素」が詰まっていたような気がします。
私が子どもの頃「美味しんぼ」というアニメが放映されていました。
大人になって見直すと、約25分の話の中に、起承転結、設定、人物の掘り下げがきちんとまとまっていて、クオリティの高いアニメだなと思います。
ふとした時にたまに見直すことがあります。(令和の今見ると、時代を感じる描写もありますが‥)
私はDVDで見ていましたが、公式のYouTubeでも、いくつか紹介しているものもありますので、ぜひ興味があればご覧ください。
この作品の話の作り方について考えてみます。
まず、タイトルの通りこのアニメは料理に関する話ばかりです。
しかし、起承転結がうまくまとまっています。
起‥初めの5分くらいは登場人物の日常、イベントがさらっと紹介されます。ここで今回の話の設定をつかませます。
承‥そのなかでいつも何かトラブルが起きます。ここでポイントなのが、美味しんぼの「承」には人が関わることが多いのです。
ある悩みをかかえた青年や、人生に挫折している人が登場します。
話はこの悩みをもった人たちを中心に進んでいきます。
転‥主人公の山岡が機転をきかせた料理を振る舞うことで、悩んでいた人たちが問題を解決するヒントを見つけます。
結‥料理をきっかけに、考え方、生き方を見直した登場人物が、当初の悩みを乗り越えて、前向きな新しい一歩を踏み始める。
という話のつくりになっています。
とてもシンプルで分かりやすい話の作り方ですが、
美味しんぼという作品を魅力的にしている最大の要素として
料理と人間ドラマを関連させている
ということが大きいと個人的に感じています。
多分これが他のアニメにはない面白さになっています。例えば
料理と思い出
調理法と生き様
食材とその人らしさ
など料理を通して、
「あ、料理も人生も一緒なんだ」といことに気付かされる。
そういった面白さがあります。
アニメ初期ほどこの傾向が強いです。
好みはあるかもしれませんが、個人的におすすめしたい話をいくつか紹介します。(アニメの話になってしまいすみせん‥)
「トンカツ慕情」
この話は好きな人が多い有名な話です。再放送を含め何回も見てますが、当時子どもでしたが泣ける話でした。(笑)
「代用ガム」
普通にいい話です。貧しさに挫けず、心の豊かさをもつことの大切さを教えてくれます。
「いわしの心」
鰯という食材から、山岡が自分の生き方を語る話です。山岡のぶれない信念が見られます。
「命と器」
これも山岡の哲学が感じられる話です。「価値のあるものとは何か」最後にしっかり語られています。
「不思議なからあげ」
出てくる人がみんないい人ということと、主人公の山岡の多くを語らず人を助けるかっこよさがでています。
‥何となくピックアップしてみましたが、
とにかく、普段だらしない主人公、山岡が卓越した料理の知識と技術で人を幸せにしていく話はどれも爽快です。
山岡自身、父親に半ば無理やり身につけられてしまった自分の食に対するこだわりを怨みながらも、
料理を通して人助けをすることで自分の生き方を見つめ直す感じが好きです。
アニメ後半は無理やりトラブルをつくって、料理のうんちくを語る話もちらほらありましたが、どの回を見ても外れることが少ないと思います。
今回、記事を書いて感じたのは、自分の子どもの頃を思い出しながら、今の自分の答え合わせをしていたのかもなということです。
私は子どもの頃、毎日家族の料理を作ることが多かったからか、今の仕事も、料理の時の頭の使い方と似ているなと思うことがたまにあります。
他にもクッキングパパや、バンビーノといった料理漫画もよく読んでいました。(笑)
こんな日記みたいな記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。