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#42 GATA-Plus+66に参加して

新潟大学附属新潟小学校では、校内研究の一環で、自校の研究をzoomで外部に公開して、県内外問わずいろいろな先生と語り合う「ガタケン」という取り組みをされています。

私も昨年からちょくちょくZoomでこの学習会に参加しているのですが、毎回様々な教科、様々なお題で話し合いがされるのでとても勉強になります。

昨日は「GATA-Plus+66」という学習会で、今年度の校内研究テーマ「『独創力』を発揮する子ども」についてお話を聴けるということだったので、帰宅後、Zoomで参加させていただきました。

この日提案の中で繰り返し使われていた言葉に「見方・感じ方」というフレーズがありました。

何となく意味はわかるけど、学習指導要領の「見方・考え方」と何が違うのだろうと考えながら聞いていました。

おそらく「様々な材をその子の文脈で読み取る力」みたいな感じかなと思いながら聞いていました。

同じように「見方・考え方との違い」に疑問を感じた参会者の方からの質問がチャットにあがりました。
その時の研究主任の先生の答えがとても興味深かったので紹介します。

「見方・考え方」はあくまで「教科の見方・考え方」ですが
「見方・感じ方」の主語は子供なんです。「その子の見方・感じ方」という意味として捉えています。

おそらくこのようなお答えだったと思います。(勘違いしていたらすみません…)

この答えがとても面白いなと感じました。
確かに「見方・考え方」は、働かせることで、「教科の特性」や「教科の本質」に迫り、学習と現実の社会をつないだり、「深い学び」になったりするのだと思います。

しかし、附属新潟小学校が提案している「子供の見方・感じ方」は「教科の特性などを一度、置いてまず、子供がどう感じたか、その感じ方にどういう意味があるかということを教師が全力で価値づていこう!」という感じがしたのです。

教科の特性ではなく、「子供の感じ方を、教師が読み取り、学びにつなげていく」というのは「子供のつぶやき」「ひとこと」「疑問」などを全てキャッチして返す教師の力が試されるので、ものすごく面白そうだなと感じました。

また、子どもがどのように「見るか」「感じるか」も研究していくと、教科や内容によって傾向も見えてきそうです。

個人的に今、自分が興味があることとも近いて思っているので、またお話を聴いてみたいなと思いました。

次回のGATA-Plusも「授業デザインと教師の役割」といったお話を聴けるそうなのでぜひ参加したいと思います。

このような学習会に参加すると、全国には、いろんな面白いことをしている学校や先生がいるんだなといつも刺激をもらいます。またいろんな学習会に参加して学んできたいと思います。

県が違う小学校の先生のお話を聴くのはとても楽しいです。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。