家庭教師の思い出
まだ大学生の頃の話ですが、働いていたローソンの常連のお客さんにこんな相談をされたことがあります。
時期は1月、高校入試まで2ヶ月を切っていて
中3の娘の学力がかなり厳しい
5教科300点満点で、80点取れるかどうか
目指す志望校のボーダーラインは160点
個別指導の塾も、冬季集中講座でも、まったく伸びず
あらゆる先生から「さじを投げられた」状態
親として、どうしたら良いか、何がしてあげられるか
もう諦めるしかないのか
という相談でした。
いつも差し入れをくれたり、声かけてくれている常連さん家族だったこともあり「なんとかしてあげたいな」という思いから、2ヶ月間の家庭教師を引き受けました。
結果は、週3回の家庭教師にも関わらず「点数を2倍にして、第一志望に合格」したのですが、なぜそのような結果が生まれたのかを自己分析すると
根本的な「考え方」の転換(自信の回復)
「勉強方法」についてのレクチャー
学ぶことの全体像を「見える化」した
「効果的な方法だけ」に取り組んだ(無駄の排除)
忘却曲線の活用(復習タイミング)
などで、この経験が今の自分の塾業の柱になっているとも言えます。
今でも、雨の日の合格発表で、生徒さんとお母さんと一緒に結果を見に行って「あった!先生あったよ!」と大喜びしていたあの子の姿が目に浮かびますが
大人が思うより、子供の「成長の力」はすごく
受験勉強はいつからでも必ず間に合う
そのためには「考え方」と「メソッド」が大事
と今でも確信していて、この研究室で発信していけたらと考えています。
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