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心電図検定受けてみました~おすすめSNSアカウント~

 こんにちは、すい@医学生です。
 先日、心電図検定2級を受けて結果が届きましたので、報告します。

 結果はどうだったかというと…
 ありがたいことに無事合格していました。
 得点帯はCでしたので、結構ぎりぎりだったかと思います。

 来年受ける人の参考に少しでもなればと思い、自分はどんな感じで勉強したかを紹介します。

1.勉強時間

 勉強期間:手を付け始めたのは1か月前くらいで、本腰を入れ出したのは年明けからで実質2週間くらい。
 勉強時間:1日1時間最後の2週間は3~4時間くらいでしょうか。
 
 実は連続で別の試験もあり、あまり勉強できなかったので少し反省しております。

 勉強した参考書は、何年か前に「これだけ心電図」を読み、1か月前から「心電図パーフェクトマニュアル」を読みながら、「心電図検定公式問題集」で問題を解きました。
 そして、3日前に「心電図マイスターチャンネル」の模試を受けて答え直しをして本番という流れでした。

 心電図パーフェクトマニュアルに関しては重要そうな章だけ、公式問題集は何とか1周したのみでした。模試ではおよそ8割程度でした。
 一度、生理学を習った時に「これだけ心電図」を使って勉強したため、短時間でも何とかなったのではと思っています。

 なお、本番を受けて出題が多いなと感じたのは、圧倒的に頻拍でした。次もう一度受けるならここを重点的に勉強しなおそうと思いました。

2.参考書紹介

 次に、これら参考書の良かった点と悪かった点を挙げたいと思います。

「これだけ心電図」

 良い点:
 初学者でも大変分かりやすく、薄いため本気を出せば1日~2日で読めるほど。機序も絵で描かれており、治療も書いてあるのでためになります。
 著者の佐藤弘明さんは弘明塾というサイトで有名な人で、「これだけ心電図」の内容も途中まではサイトで見ることができます。
 とっても分かりやすいので、一回サイトでどんな感じか見てみることをおすすめします!

 悪い点:
 初学者向けなので2級には説明不足な箇所が存在することです。特に緊急疾患以外の機序の説明は省かれているものも多いです。(その分、必要な情報を絞っているため、とても分かりやすい)
 治療については心電図検定だけなら不要なので読み飛ばすとより読む時の負担は少ないです。

「心電図検定公式問題集」
 いわずとしれた公式問題集。必ず買うべき1冊です。これしか公式問題集がないので買うしかないというのが正直なところですが…

 良い点:
 レイアウトが見やすく、答えが見えてしまうといったことがないです。また、問題は110問くらいはあり豊富です。

 悪い点:
 解説が淡白であること。問題が少し古い感があり、1~3級まで入っているので、自分の受ける級と完全にマッチしておらず、自分の受ける級だけの問題と考えると少し不足気味です。解説は別の参考書やSNSでカバーしていく必要がありそうです。

「心電図パーフェクトマニュアル」
 心電図の辞書。研修医の先生も持っており臨床でも役に立ちそうなので医学生はどちらにせよ購入してもよいかも。これもほとんどの人が購入しています。

 良い点:
 どの疾患に対しても詳しく機序まで書かれており、問題も各章についているため理解度のチェックもできる。

 悪い点:
 やはり量が多いのでやりきるのは、かなり大変。マイナーな疾患も扱っているため、重要なものが分かりづらい。重要な疾患だけ抜粋して使うとよいかも。

3.その他おすすめSNS紹介

 参考書以外に使っていていいなと思ったものがあったので紹介します。

1.心電図検定対策講座(Youtube)
 始めたのが遅くあまり使えませんでしたが、検定判別試験があり、どの球がどれくらいの難しさかを体感することができます。

2.心電図マイスターチャンネル(Youtube)
 模試で使用しました。他にもたこつぼ心筋症など大変詳しく解説してあるので非常におすすめ。

3.「そらち/臨床検査技師」(Twitter、Instagram)
 過去の出題傾向やコスパのいい問題の解説。また、最近見たら2級の復元問題も作っておられました!重要疾患の鑑別方法(特に頻拍の鑑別の表はほんとに有用!)などもあり、コスパ最強のアカウントだと思います。

4.ChatGPT
 最近流行りのAIで、自分は心電図検定では使いませんでしたが、それ以外の答えが分からない時などに用いています。心電図の解説にも役に立ちそう。

 以上、心電図検定2級の感想と勉強教材の紹介でした。

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