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ベトナム入国レポート - 隔離編

さて、前回の入国編に続いて、隔離編です。隔離ホテルよりお送りします。

前回の入国編はこちらです。

始まりは英語から

部屋へ到着し一段落。無事に入国出来て安堵しつつ、この部屋で2週間暮らすんだなぁと覚悟を新たにしました。

部屋はこんな感じです。

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仕事出来る高さの机と椅子もありますし、腹筋ローラーをころころするスペースもあり、ジャンプしても余裕なぐらいの天井の高さもあります。窮屈さは感じないので、生活するには問題なさそうです。

ここで、一点、注意事項です。ホテルやホテルを管理する保健局によって、隔離のルールが微妙に違うそうです。実際、日本大使館のHPの内容と、私の実体験とでは違いがあります。ですので、この先、記載する内容は、あくまで私が泊まっているHoaBinhHotelでの例であると言うことをご理解ください。

さて、荷解きをしていたら、部屋の電話がけたたましく鳴り響きます。恐る恐る出て見ると、「Good Afternoon!なんやかんや」と言う感じで、英語での電話攻勢です!

英語わかんないよ!と思いながら、アァハーンとか、イエスイエスとか、オーケーとか適当に返事して、とりあえず、分かった内容は以下の通り。実際には、これの3倍ぐらいの伝達事項を伝えてたと思われます・・・。

・チェックインの時に渡したテスト(PCR検査のこと)の紙は重要な紙で、内容書き込んでくれ。
・体温は、1日2回計測してくれ。
・今から昼ご飯を出すこともできるし、夜ご飯からでもいい。どっちがいいか?

まずは、ご飯チェック!

そんな電話攻勢を受けつつもお昼ご飯ください!と伝えたところ、届きました。人生で最初の「隔離飯」です。

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食パン、どーん!

ちなみに、受け渡しは、部屋の外にあるテーブルにスタッフが置き、ノックで教えてくれます。その後、私が扉を開け、お弁当容器の包まれた袋を取るって感じです。

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こちらの写真の通り、本来ならハウスキーピングの時に取り替えるような物資もこちらに置いてあり、使えばすぐに補充されました。

この後もご飯は、決まった時間にスタッフが置いてくれて、1日3食をきっちりと食べております!たいして運動もしてないので、お腹周りが気になります・・・。

参考までに前半1週間分のお弁当を載せておきます(左から右に1日目、2日目で、上から下に朝昼晩です)

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あ、後、ルームサービスがあります。メニュー表はこんな感じ。お弁当に飽きればルームサービスで暮らすことも可能ですね。

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そして、洗濯

ランドリーサービスはなく、洗濯洗剤を部屋に置いておく、と隔離プラン案内に書かれていた為、洗濯は部屋内で完結する必要があるなと思い、乾きやすい服を持っていきました。これが、かなり有効でした。朝にゴシゴシやれば、太陽が落ちる前にすっかり乾いてくれています。

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こんな感じで浴室のドアを開放すれば、屋内で雨を避けつつ、風と日差しを受けてくれます。ハノイは、一応、雨期ではありますが、スコールが時折ある程度で、基本的には乾燥しており、天気も良かったので、毎日が洗濯日和って感じですね。
洗い方はこちらを参考に洗面所でやってました!

検温とPCR検査について

初日の電話攻勢にて、検温しとけとのことで、部屋には体温計が置いてありました。

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懐かしの水銀のやつです。冷ます為にスナップ利かせてふりふりしたり、仮病の為に先端をぎゅうっと握ったりしたアレです。それと、体温表がありました。これに記入しとけばいいんかなと思って、日々記入していきます。

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そしたら、また電話です!「なんとかかんとかbody temperatureなんとかかんとか・・・」
なんか、多分、体温のことを言ってるぽくて、この紙を外のテーブルに置いてチェックでもしてもらうんかなと思って「ペーパーアウトサイド?」って言ったら「NO」って。おぅ、違うんか・・・。

どうやら、体温をこの電話で自己申告するらしく、最終的には、スタッフ側から「36?37?」とだけ英語で言われ、「サーティシックス」とだけ答えて、初めての体温報告は終わりました。

その後も1日2回電話が鳴り、「てんぱるちゃーなんとかかんとか」と聞こえれば、「サーティシックスポイントファイブ!」と(小数点はポイントって言うらしい)検温結果を答える生活となりました。

そして、PCR検査です。日本大使館のHPによると、隔離中に2回行われるそうで、その1回目です。隔離2日目に早速ありました。入国後の検査って感じなのかな。

こちらも当然電話が鳴り、「テストがどうのこうのtoday 6 PM?」って感じで言われ、「today 6 PM OK」と答え、その日の6時にやることとなりました。そして、6時を迎え、また電話が鳴り、マスクを着けて部屋を出てテストの部屋へ行けみたいなことを言ってたぽいので、その指示に従います。

あ、ちなみに、テストする部屋みたいなのが、エレベーター降りたすぐのところにあったのは、初日に見つけていて、ここで検査するんだろうなぁとは思ってました。

テスト部屋へ着くと既に並んでる人が数人(どうやら親子3人家族(日本人ではない))がおり、娘さん(4,5歳ぐらい)がギャン泣きしている声がテスト部屋から聞こえます。いやぁ、そりゃ泣くよねぇ・・・。

そして、いよいよ40間近のおじさんの出番です。

泣きました。はい。わんわんは泣きませんが、自然と涙が出ます。なんなのこの痛さは!しかも、日本の病院で検査した時よりも鼻咽頭ぐりぐりの時間が長いんですよ。その間、涙は溢れ続けましたとさ・・・。

外からの差し入れ

例えば友人など、外からの差し入れについては、隔離プランの案内にはNGと書かれていました。が、親愛なる友人が、確認してみないと分からんってことで、ホテル側に確認し、OKをもらったそうです。そして、差し入れしてもらったのがこちら!

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大量!

実は、水はかなり助かりました。私は、普段から水をかなり飲む方なんです。毎朝1.5Lのペットボトルが朝食と一緒に支給されるんですが、1.5Lでは到底足りなくて、これまた拙い英語で、お水をもう1本くださいと毎晩電話していました。英語ってのもありますが、電話自体も苦手なもので、これが億劫で億劫で仕方なかったんですよね。

なので、これだけの水を差し入れてもらえたのは、生活に対する安心感が格段に上がったのです。感謝、感謝。

ちなみに、その彼曰く、Grabフード(デリバリー)も大丈夫そうだよ、ってことでしたが、やり取りをまた電話で英語でやらないといけなさそうってのもあったので、特に利用はせずです。

解放まで後2日

現在、隔離12日目です。予定では、明後日にチェックアウトとなります。なだかんだとここまで来ました。

最後に、持ってきて良かったものをまとめつつ隔離編を締めくくろうと思います。

・ボックスティッシュ:これは、元々、出張時にはよく持って行ってました。以前、よく使っていたホテルの備え付けのティッシュが、レストランとかにある紙ナプキンだったんですよね。それ以来、持っていってます。ちなみに、このホテルは、ティッシュそのものがありません!OMG!

・ウェットティッシュ:ご飯を食べる場所の台拭きに使えます。タオルを使っても良いのですが、タオルは週2回の交換な上に1枚しかなかったので、手洗い専用にし、ウェットティッシュでテーブルを拭いていました。

・HDMIケーブル:もしかして!と思って持ってきたら、案の定でした。備え付けのテレビにはHDMI端子がついており、デュアルディスプレイになります!これで、仕事が捗ります!!なんですが、ちょっと場所が悪くて、今回はデュアルディスプレイ環境は諦めました。テレビ動かせば出来なくもないんですが、個人的には、デュアルディスプレイは必須ではなかったので、保留としました。

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・ふりかけ、調味料:これは、持ってきて良かったものではなく、人によっては、持ってきた方が良いもの、になります。個人的には、味へのこだわりが薄いので、発狂するまでには至らなかったですが、毎日のお弁当の味付けが似ています。ですので、ふりかけ等で調整した方が飽きが来ずに良いかもしれません。

あ、最後の最後に、お酒とタバコはやらないので体験談はありませんが、お酒は差し入れが可能であれば特に問題ないかと思います。ただ、隣国タイでは、お酒の差し入れは禁止されてるそうです。ですので、お酒が必要な方は、ホテルにご確認を。

タバコは、どうもこのホテルは全室禁煙室ぽいので、2週間の禁煙ですね。タバコが手放せない方には、かなりきつい隔離生活になってしまうかもですね。

と言う訳で、隔離編は以上です!次回は、解放編でお会いしましょう!

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