高校。窓辺の定位置【感覚過敏・気象病】
大体天気が原因で、感覚過敏が悪化した。
教室は壁が白いし、移動教室先は机も白いし。
雨の日はじめじめして空気がこもるし。
匂い、音、光の過敏で息も苦しくなり授業に集中できない(当時はうるさいなー眩しいなー酸素薄いなーって思ってたけど、気圧変化で体が強ばって呼吸が浅くなっていたのと、刺激過多で苦しくなっていたんだと思う)。
休憩時間は、廊下の窓辺にある、ちょうど一人分の出っ張りに寄りかかり、新鮮な空気を求めて開いた窓から外を見てた。
家庭科室の一件の後も廊下にいたら、
クラスのAちゃんが、
「どうしたのー?」と声をかけてきて、
「酸素足りないみたいで苦しくて」って言ったら
「え、Aが息止めておくからAの分の酸素吸ってー!」って窓から空気を廊下にかき込む身振りをしてくれた。
疲れてたけど、うれしいなぁって思った。
別のときには
「何1人でたそがれてるの」
って担任が声をかけてくれたり
大会が近いことを知っていた教科担任の先生方
「Good luck👍」
って声をかけてくれたり
そんなこんなで高校3年間はよく廊下の定位置でクールダウンをしていた。
廊下の窓辺にある、ちょうど一人分の出っ張り。
教室の喧騒から逃れて、一人自分に向き合う時間だった。
今もどこかの高校生、中学生に同じように耐えている子がいるかもしれない。
変われるよって伝えたい。
変わるのなら早いほうがいいよって。
高校は特に頑張って耐えて授業を受けていた記憶が多い。
天気の影響をほとんど受けなくなった今の身体で、もう一度高校生活を送ったらもっと色んなことに頑張れたかもしれないけれど、一生懸命「高校生」していたあの頃自体に後悔はない。