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「商社営業、俺いらなくね?」と気づいた日

こんにちは、かねまつです。

「俺は商社営業として何を売ってるのか?」

マジで、最近こればっかり考えてる。
俺がいる意味って何なんだ?商社の営業って本当に必要なのか?

俺はもともとメーカーの営業をやってた。

自社製品があって、それを売るのが仕事だった。

シンプルだよな?だけど、商社に転職してからは、そうじゃない。「自社商品がない」ってのが、こんなにも営業のスタンスを変えるとは思わなかった。


俺は何を売っているのか?

商社の営業になってまず思ったのは、「俺、何を売ってるんだ?」ってことだ。

メーカーのときは自社製品があった。「この製品、マジでいいっすよ!」って熱意をもって売れた。でも、商社って何を売るのか?

「お前、商社の営業は“ソリューション”を売るんだよ。」

先輩にそう言われたけど、正直ピンとこなかった。

ソリューション?いや、具体的な商品は?

ある日、顧客から「で、御社に頼むメリットって何?」とストレートに聞かれた。

そのとき、マジで言葉に詰まった。
何か答えようと思っても、具体的な商品がないから、説得力のあるトークができなかった。

あの沈黙の気まずさ、今でも忘れられない。


取引先に「お前、いらなくね?」と言われる恐怖

ある日、取引先のメーカーの担当者が言った。

「ぶっちゃけ、御社挟む意味あります?」

おいおい、俺に向かってそんなストレートに言うか?

いや、でも正直な話だ。

メーカーとしては直接顧客と取引したほうが利益も出るし、スピードも早い。

商社を介す理由がないんじゃないかって思うのは当然だよな。

その場は「弊社だからこそできる提案が~」みたいなテンプレ営業トークで乗り切ったけど、内心はめちゃくちゃ焦った。

あの日の帰り道、コンビニの駐車場で車を止めてしばらく考え込んだ。

「俺、本当にこの仕事向いてるのか?」って。

これが俺のキャリアのピークじゃないかと、本気で悩んだ瞬間だった。


価値を生む商社営業 vs. いらない商社営業

それから俺は、商社営業の価値について考えまくった。

結論、ただの仲介業者になったら終わり。

メーカーと顧客の間に立つだけの存在なら、マジで不要。直接取引の流れが進む今、そんな営業マンは淘汰される。

でも、あるベテラン営業の先輩と飲んでいたとき、「商社は情報を売るんだよ」と言われた。

その先輩は、過去に顧客が求めている情報を徹底的に調べ上げて、競合と差をつける提案をしてきたらしい。

その結果、顧客にとって「なくてはならない存在」になったと語っていた。

俺もそれをやろうと思った。

でも、思ったより難しかった。
情報収集は時間がかかるし、ただ情報を伝えればいいわけでもない。
現実は甘くない。


商社営業が提供すべき「本当の価値」

商社の営業として生き残るためには、「メーカーにも顧客にもない価値」を作る必要がある。具体的には、

① 仕入れルートの最適化

  • 顧客が知らないルートで最適な調達を提案する

  • 複数メーカーの中から最適な組み合わせを選ぶ

② コストメリットの創出

  • まとめ買いや長期契約でコストを下げる

  • メーカー側と交渉して特別価格を引き出す

③ 情報のハブになる

  • 顧客が知らない業界トレンドを提供する

  • 顧客の課題を深掘りし、解決策を提示する

これを実践するために、過去の取引データを分析して、どのメーカーがどんな強みを持っているかをリスト化した。

でも、やればやるほど「この仕事、自分に向いてるのか?」って思いが強くなった。


俺が変えた営業スタイル

俺なりに「価値を生む営業」を意識するようになった。

例えば、ある顧客が「仕入れコストを下げたい」と言ってた。普通なら「じゃあ安いメーカーの商品を提案しよう」と考えるけど、俺は違った。

「このメーカーとこのメーカーを組み合わせると、単価は少し上がるけど、耐久性が上がる。結果的に長期的にコストダウンになる」

っていう提案をしたんだ。

顧客は最初驚いてたけど、結果的に「商社がいる意味ってこういうことか」と納得してくれた。


商社営業、本当に向いてるのか?

「商社の営業って何を売るのか?」

その答えは、単なるモノじゃない。

でも、俺は最近こうも思う。「本当に俺にこの仕事が向いてるのか?」

日々プレッシャーの中で、「俺がいなくてもいいんじゃないか」と思う瞬間がある。

商社の営業として、自分の価値を証明しようと頑張る毎日。

でも、どこかで限界を感じ始めている。

このまま続けるべきなのか?それとも、別の道を探すべきなのか?

俺は今、悩んでいる。

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かねまつ | 35歳 未経験SaaS転職挑戦中
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