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10年10万kmストーリー 第68回 トヨタ・カローラレビン 2ドア GT-APEX(1986年型) 35年48万1000km
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僕は昭和36年生まれなので、平成、令和と過ぎてきて、中村草田男の俳句「降る雪や明治は遠くなりにけり」と同じように「昭和は遠くなりにけり」と、ちょっと寂しい気持ちになることもある。
特に、クルマのような身近な生活道具であり、楽しみの対象となるようなものに大きく様変わりしてしまったものが多い。
昭和の頃は、みんなだいたい18歳になったら、まるで元服を迎えるかのように運転免許を取り、家にクルマがあってもなくても、自分のクルマを買っていた。僕は都心に生まれてそこで育ち、両親ともに運転免許を持っていなかったから、彼らの期待というかモノ珍しさを託されたようなかたちで教習所に通い、すぐにクルマを買って家族を乗せていた。
昭和から乗り続けられているカローラレビンのオーナーさんと会った。その期間と距離は、なんと35年48万1000km。1986年9月12日に納車されたというから、昭和61年のことだ。
「その当時の少年少女はみんなそうだったと思うのですが、大人になったら自分のクルマを買うのが夢でした」
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