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ついにトヨタ式ハイブリッドを搭載。試乗ノート#24 スバル クロストレック ストロングハイブリッド(プロトタイプ)

・現行のクロストレック e-BOXERが2.0リッター水平対向エンジンに最大トルク65Nmのモーターを組み合わせたマイルドハイブリッド方式を採用しているのに対して、クロストレック ストロングハイブリッドは2.5リッターエンジンに最大トルク270Nmのモーターを組み合わせている。

・缶酎ハイのようにストロングハイブリッドと呼んでいるのは、トヨタがプリウスを始めとした様々なクルマに採用している「THS」システムのこと。トヨタ式のハイブリッドシステムをスバルの水平対向エンジンと組み合わせた。

・登録されていない状態のクルマを、イエティスノーパークの駐車場やゲレンデなど限られた場所で限られた試乗を行なった。

・狭く、短い距離を多くのクルマとともに忙しなく走ったので、本来は長距離を得意とするはずのスバルの長所を感じられなかったのかもしれない。

・2.5リッターエンジンに高出力モーターの組み合わせによる加速にもちろん不足はなく、むしろ余り気味。

○ かつての「XV」時代から、適正なボディサイズを守っていること。いたずらに車高を上げたり、前後長を伸ばしたりしていないのはスバルの良心。

X 演出なのかもしれないが、駐車場ではエンジン音が大きめに聞こえた。もはや、エンジン音が大きいのは都会でもフィールドでも歓迎されない。

○ うるさくなく、パワーも適度なマイルドハイブリッド方式の現行型のバランスの良さが再確認させられた。

X  試乗中、電気だけで走るEVモードに切り替えられなかった。確認すると、「充電量が不足しているから」とのことだったが、もしかすると実生活ではストロングハイブリッドのメリットを享受しにくく、使いにくいのかもしれない。

X  充電を最大限に行うモードがないこと。ストロングハイブリッド方式なのだから、充電やEVモードに関して柔軟性があって然るべきだろう。

○ オプションだが、「アイサイトX」は依然として高水準な運転支援機能。渋滞時ハンズオフやレーンチェンジアシストが可能なのは、長距離走行でのドライバーの負担を確実に軽減してくれる。

○ トランクルームには100ボルトのアクセサリーコンセントが設けられているのは便利。

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