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僕らには二重に馴染み薄なクプラ@ミュンヘン
ヨーロッパに出掛けるたびに、クプラ(CUPRA)の存在感が少しづつ高まってきているように感じます。
クプラというのはスペインの自動車メーカー、セアトが2018年に立ち上げた高級ブランドです。セアト自身もフォルクスワーゲングループの一員で、どちらも日本に正規輸入されていないので僕らにとっては二重に馴染みが薄くなりますね。
ロンダやアルハンブラ、イビサなどスペインの地名を付けられたセアト各車のスタイリングはそれぞれに特徴を備えていて、フォルクスワーゲンやアウディなどグループ各社のプラットフォームやパーツなどを流用していながらも、他とは違った外観に仕上げられていました。
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でも、クプラ各車にもスペインの地名が付けられているとはいえ、スタイリングはあまり個性的ではありません。トレンドを無難に消化してはいるけれども、独自性が弱い。初めて見た時には、個性を尊重しているフォルクスワーゲングループの一員だとは思えませんでした。
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反対から言ってみれば、巧みにトレンドを取り入れているので現在の街の光景に馴染みやすいのかもしれません。
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