初めて対面したトヨタ センチュリー
初めてトヨタ センチュリーと対面しました。3ボックスセダン版ではなく、2ボックスSUV版です。トヨタのホームページを確かめると、こちらが「センチュリー」と呼ばれ、セダン版が「センチュリー(セダン版)」と呼ばれていて、主役が交代したようです。
走っているところはチラッとだけ見たことがありましたが、こんなに近寄ったのは初めてです。
第一印象としては、やはり、大きさです。“存在感”ではなく、“存在”としてとても大きく目立っていました。後ずさってもiPhoneのフレームに収まり切らなかったくらいです。
特に、リアドアの大きさは他のSUVとは一線を画しています。一般的なSUVでこれだけ大きいと3列目のシートが設けられますが、センチュリーは2列4人乗りです。後席の乗員のための空間が最優先され、乗り降りもしやすくするためにドアも大きくされたのでしょう。
また、そのドアをはじめとするボディ表面に装飾のためだけのキャラクターラインなどは入れられておらず、吟味された線と面だけでほとんどが造形されています。小細工がないので清々しい。
歴代モデルにも共通しますが、センチュリーぐらいになるとライバル車や浅薄なトレンドなどを意識することなく、独自の道を往くことが許されているようです。この姿勢は、もっと他のトヨタ車にも取り入れられても良いのではないでしょうか?
ファミリーレストランやディスカウントショップなどが入っている庶民的な商業施設の駐車場に駐められているのも意外でした。個人ユースに近い乗り方をしていなければ、ここには停めないだろうなというカジュアルな場所です。オーナーさんは細かいことを気にしないフランクな方なのかもしれません。
いいなと思ったら応援しよう!
チップは取材費に活用します。