NISMO40周年記念式典
日産自動車のモータースポーツとカスタマイズブランドである「NISMO」(ニスモ)が誕生40周年を迎えて、横浜の本社ギャラリーで記念式典が行われました。
トークショーでは、往年のレーシングドライバー長谷見昌弘や星野一義、近藤真彦などがコメントを述べ、現役ドライバーふたりとフォーミュラEのパワートレインエンジニアたちが続きました。
面白かったのが長谷見と星野両氏です。
「ニスモができる20年前から日産のクルマでレースをしてきています」
創立40周年というのは長い歴史ですが、両氏のキャリアはそれよりも長く、こうして壇上から元気にスピーチしていることに驚かされました。
星野節も健在だったのがうれしいですね。
「失敗があるからいいんだよ。日産を背負って、ガッツで進んで欲しい」
フォーミュラEについて質問されても、アリアで答えるところがさすがでした。
「今まで電気で走るクルマには関心がなかったけど、アリアに乗ってビックリした」
会場には、デイトナ24時間優勝マシンやルマン24時間で3位に入賞したマシンをはじめ多くのレーシングカーが展示されています。
他にも、NISMOがチューニングとカスタマイズを施した「380RS」や「400R」、「270R」などのロードカーも展示されていました。10月15日まで特別展示が行われるほか、12月1日には富士スピードウェイで例年行われている「NISMO フェスティバル」も控えています。
NISMOは古いクルマのレストア事業も手掛けていますが、今回はそれに関する展示や
発表などがなされなかったのが、ちょっと残念でした。
その代わりというわけではありませんが、会場の隅に展示されている「インフィニティQX80」と対面できました。先週に北米市場向けの「インフィニティQX80」として発表されたばかりの大型高級SUVです。
6つの走行モードとエアサスペンションを備え、長距離のオンロード走行での快適性とオフロードでの走破性の両立を狙っています。日本で買えるSUVで両方を備えているのは限られているので、ぜひ乗ってみたいものです。
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