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絶版ミニカー専門店「レトロ・モビル」を訪問

 noteのフォロワーさんから紹介された北新宿の絶版ミニカー専門店「レトロ・モビル」に行ってきました。

 すぐ近くの大通りは昔から四六時中通っていたのに、こんなにマニアックな店があることはまったく知りませんでした。

 こうした店では常連さんの邪魔をしてはいけないので、開店とほぼ同時に入ったところ幸いに来店客はいませんでした。お店の女性にご挨拶して店内を見せていただくと、フォロワーさんから伝え聞いた通りでした。

 ひと通り見せてもらった感じから、日本車のミニカーもありますが、ヨーロッパ車の方が多そうです。レーシングカーもありますが、乗用車が多い様子です。

 シトロエンが多いように感じたことをお伝えすると、「シトロエンのミニカーが人気だから」だそうです。さまざまなスケールのCXやDSが眼に付きます。最も多いのはDSだそうで、やはりあの造形を手元に置いてみたくなるのでしょう。

「入荷したばかりのアミ6です」

 ブルーのアミ6はプラスチック製とのことですが、特徴的なルーフ後端のクリフカットが巧みに表現されています。

 アミ6が陳列されている近くに、以前にnoteの記事で書いたプジョー504のミニカーがありました。スマートフォンでnoteのページを確認したらNOREV製の同じものでしたが、ホイールが違うことに店の方がすぐに気付きました。さすがはプロです。

「リプロダクト(再生産)されたものかもしれませんね」

 ホイールまで変わらないものもあれば、ホイールなどは変わってしまうものもあるそうです。資料に当たってもいただきましたが、判明はしませんでした。

 興味のない人には本当にどうでも良い話ですが、それが一大事とばかりに真剣になってしまうのが趣味というものの楽しさであり、また奥深さでもあるのです。

 ホイールが違うことに気付くところから、他のモデルと較べたり、資料に当たるところまでの素早さとスムーズさと丁寧さに感心させられてしまいました。普段から、こうして顧客に対応されているのでしょう。インターネット販売サイトではなく、実際に店舗を構えている専門店に脚を運ぶことの意義に触れた思いでした。単に商品を購入する以上のやり取りが意味を持ってくるからです。

 僕は自分が乗っていたクルマのミニカーしか買わないのですが、それでも持っていない1台があります。実はその1台を探しに来たわけですが、あいにくと見付かりませんでした。

 こちらにお邪魔したりしながら、気長に探してみるつもりです。

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金子浩久書店
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