神田古本まつり前日にPASSAGEへ著書搬入
神保町のシェア型リアル書店に借りている棚に搬入に行ってきました。先週とその前に売れてくれた『地球自動車旅行』や『力説自動車』、『ユーラシア横断1万5000キロ』、『10年10万kmストーリー 4』などの店頭在庫がなくなってしまっていたからです。
ちょうど、神保町では明日25日から「神田古本まつり」が、明後日からはPASSAGEの前のすずらん通りの「神保町ブックフェスティバル」と二つの祭りが開催され大勢の来場者が予想されるので、慌てて補充してきたという次第です。
PASSAGEの販売システムは非常に良くできています。顧客がキャッシュレスで本を購入すると、ピッというデータがPASSAGE本体と棚主(と呼ばれています)にメールで送られてきます。それを可能にしているのが、搬入時に貼り付けるQRコードとバーコードです。出版社が本を発行する時のものとは別で、PASSAGE独自のものです。
搬入前に、棚主は1冊づつ販売価格やコンディション、Web販売の有無などを決めてPASSAGEのアカウントに登録し、それがコードに反映されています。
PASSAGE側は売り上げをリアルタイムで把握できるし、棚主も自分の本の販売状況を瞬時に知ることができ、後から検索できる簡単で明朗なシステムです。
搬入に行くと、コードが印刷されたシールと一緒に「蔵書票」も渡され、それも本に貼ります。僕のものは、アリゾナの岩山の赤銅色と運転していたランドローバー・ディスカバリーのボディカラーがグラデーションを成していた前に立って撮った画像を使っています。どちらのシールもノリが残らないよう剥がせます。
神田古本まつりには僕も思い出があります。小学3年生の時に、近くの会社に勤めていた父親の退社時刻に合わせて待ち合わせ、古本まつりでポプラ社版江戸川乱歩全集の『青銅の魔人』を買ってもらいました。父も若い頃に乱歩は読んでいたので懐かしがっていたのを憶えています。僕の本も誰かに買ってもらえたらうれしいですね。
棚にはPASSAGEサイトの棚主ページのQRコードやアカウントを設定しているSNSなども掲げられているので、そこから感想などを聞けたらもっとうれしい。リアル書店というアナログとデジタルが見事に融合していています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?