EVかエンジン車か? 新型MINI Cooperの4車種からどれを選ぶ?
モデルチェンジした新型MINI Cooperには、これまで通りエンジンを積んだ車種に新たにEV(電気自動車)が加わりました。
エンジン版は、エンジン違いで2車種あります。1.5リッター3気筒エンジンを搭載した「C」と、2.0リッター4気筒を搭載した「S」。
EV版にも2車種あります。モーターの出力とバッテリーの大小が違う「E」と「SE」です。
Eは最高出力135kW、最大トルク290Nmを発生するモーターで、走行可能距離は305km。
SEは最高出力160kW、最大トルク330Nmを発生するモーターで、走行可能距離は402km。EとSEの走行可能距離の違いが大きいですね。
CとSを都内の短距離で乗り較べてみましたが、エンジンの違いは明瞭でした。やはり、2.0リッターのパワーは強く、4気筒の排気音は勇ましい。従来型の魅力ですね。
それに対してEVであるSEは、加速の静けさ、滑らかさ、力強さなどは強力なモーターならではの魅力を持っています。当たり前ですが、その加速感や走りっぷりはエンジン版とはまったく違います。
バッテリーの重量ゆえ、SEの方が重厚感があり、上質でもあります。
その他の、日常的に使う機能や操作性などは変わりません。エンジン版とEVで迷う人はいないと思われますが、どちらを選んでも最新の運転支援機能やスマートフォンを介さないクルマ独自のOSとSIMカードによる常時インターネット接続などによる機能が豊富なことなども新型MINI Cooperの魅力となっています。
オプションを含まない車両本体価格(消費税込)は、Cが396万円、Sが465万円、Eが463万円、SEが531万円。EがSよりも2万円安く、同じ車名の中でエンジン車よりも安いEVが出現という珍しい例となっています。