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10年10万kmストーリー 第66回 スバル・インプレッサ・スポーツワゴン STi(2001年型) 20年18万5400km
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少し前までのスバルは、勇ましいエンジン排気音を響かせていたから、遠くから走ってきてもすぐにわかった。
ブロロロロ〜ッ。
ブロロロロ〜ッ。
それも2000年代の三菱ランサー・エヴォリューションとパワー競争を激しく繰り広げていた頃のインプレッサでは、なおさらだった。
そんなインプレッサ・スポーツワゴン、それも金色のホイールを履いたStiを以前からときどき見掛けていた。同じクルマだということがわかるのは、左右のフロントドアに、ドアの左右幅の半分くらいの大きさで「郡司クリーニング商会」と描かれていたからだ。
電話番号も記されていたから、クリーニング店のクルマに違いない。でも、クリーニング店ならば、集配用のバンなどが適役なのではないだろうか?
「珍しいクリーニング屋さんも、いるものだ。きっと、スバルが好きなのだろう」
そう思いながら、いつも眼にしていた。
久々に見掛けた、そのインプレッサ・スポーツワゴンは今までとちょっと様子が変わっていた。店名のフォントとデザインが全面的に改められていたのである。今までの、“郡司”という漢字の昭和テイストが一気にモダンになった。
インプレッサ・スポーツワゴンを見掛けた数日後に店の前を通ったら、看板のデザインもドアに描かれたものと同じものに変わり、店の様子も新しくなっていた。正面のガラスに、クリーニング店と店内に併設されたコインランドリーで何ができるのか、ピクトグラムで簡潔に表示されていたのがフレッシュな感じに仕上がっていた。
このインプレッサ・スポーツワゴンは、郡司クリーニング店で新車から20年18万5400km乗り続けられている。
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