F1マシンがテールを流し、一瞬、宙にも浮いたりしていた1973年のスペイングランプリ
また、YouTubeで面白い動画を見付けました。1973年のF1スペイングランプリを記録した短い動画です。
おそらく元のソースはレース中継番組などでしょう。のちに個人が短く切り取って、エンジン音は別のものを加えたと但し書きがされています。
切り取られているのは、F1マシンがスライドしてテールを流したところをドライバーが瞬間的にカウンターステアを当ててリカバリーしていたり、急に下っている路面でマシンが一瞬、宙に浮くシーンなどです。現代のF1レースでは決して観ることのできないレースの様子が示されています。
バルセロナの街中にあるモンジュイックサーキットは大きな公園内の公道を使っているので、観客との距離も短く、さぞや迫力満点だったことでしょう。満点どころか1975年にはシリアスな事故まで発生して、それ以降ここでF1グランプリは開催されていません。
走っているマシンの中で、現在でも参戦しているチームはフェラーリとマクラーレンぐらいで、優勝したロータスの他、ティレル、シャドウ、BRM、マーチ、ブラバムなど、今では聞かれなくなってしまったチーム名ばかりなのはちょっと寂しいですね。52年も前なのですから仕方ありません。技術的にも、存在としても、まだ牧歌的なものに支えられていた時代のF1です。2分という短い動画なので、ぜひ観てみてください。
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