
18年前の単行本『力説自動車』のタイトル候補リストが出てきました
2006年に小学館から出版された『力説自動車』が、シェア型リアル書店PASSAGE内の「金子浩久書店」から先日も一冊売れていきました。
新品はとっくに品切れになっていて、増刷もされませんから、PASSAGEに並べるのは手元にあるものになります。それも尽きてきました。
手持ちの本や資料を整理していたら、メモが一枚で出てきました。「力説自動車」のタイトル候補が並んでいます。たしか、共著者の小沢コージさんと小学館の担当編集者ふたりと4人でミーティングをした際に挙げていったタイトルを端から記していったものでした。
『力説自動車』では僕と小沢さんと対談形式で、当時に売られていたクルマを批評し、加えてクルマにまつわる現象などを語り合っています。全体のトーンとしてはマジメ過ぎず、ユーモアを忘れないよう心掛けていました。悪ふざけや脱線している表現も少なくありません。以下に、列挙してみましょう。
くるまファンド第三者割り当て中
あげあげ自動車ストップ高
ダブルKモーターズ
ダブルK自動車
ダブルK自動車総合研究所
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勝ちグルマ、フォー
勝ちグルマの分岐点
クルマ喜び組
くるまチルドレン
クルマの味くらべ
くるまジャッジメント八十二番勝負
二極分化するクルマたち
二極分化時代のクルマ選び
ブブ放談
クルマ放談
自動車押し問答
自動車水掛け論
車中談
四の五の言うクルマ
口が酸っぱくなるクルマ
クルマがクダを巻く
畳み掛ける自動車
自動車吹きまくり
物言う自動車
口を滑らす自動車
暴走陳述
自動車言い尽くし
うんぬん自動車
ダブルKの力説自動車
カーに衣を着せない
おしゃべりなクルマたち
こんなクルマやあんなクルマ
くるまつり
カーキチんと
ああイエーば、こういうカー
真逆のクルマ選び
読むクルマ
統括クルマ選び
クルマ選び統括部
ガバチョ自動車
以上です。
最終的には、「ダブルKの力説自動車」に決まりましたが、「ダブルK」が記されない場合もあります。
いま、こうして読み返してみると、フザケたものが多くて呆れてしまいますね。でも、4人の誰がどれを挙げたのか思い出してきたものもあって、センスの違いを再認識した次第です。
登場するクルマは2006年当時に売られていたものなのでバイヤーズガイドとしては使えませんが、ところどころ面白い指摘もあって、もっと売れてくれても良かったなと悔やんでもいます。2024年版は間に合いませんが、2025年版を考えても良いかもしれませんね。他にない面白いクルマの本にする自信はあります。
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